まず、実体顕微鏡、次に光学顕微鏡で異物を直接観察しました。この時点で異物に真菌要素、つまり菌糸や酵母細胞が見られなければ、異物が真菌でないことがわかります。菌の要素が確認できない場合など、必要に応じて走査電顕による観察も行いました。 培養では、開封後に入った菌、あるいは苦情の元となった菌以外の、元から食品に存在した菌を検出してしまう可能性があります。そのため、直接鏡検で異物の菌の見当をつけることと、異物自体から釣菌することが重要となります。
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