季節性インフルエンザの患者発生状況は、インフルエンザ定点医療機関(小児科・内科)からの報告により週単位で集計されます。
また、第36週〜翌年第35週(9月初〜8月末頃)を1シーズンとして年間の発生状況を把握しています。
患者発生状況の把握とは別に、県が指定した医療機関で採取された患者検体を用いて、山口県環境保健センターにおいてインフルエンザウイルスの種類を同定しています。迅速診断キットでは型(A型、B型など)まで判明しますが、環境保健センターの検査では、亜型(A/H3(香港型)、A/H1pdm09(2009年に新型インフルエンザとして流行したもの)、B(ビクトリア系統)、B(山形系統))まで特定することができます。
ウイルス検出状況を分析することは、早期に流行の兆しを捉えることだけでなく、患者発生状況との比較評価にも役立ちます。以下では、Microsoft Power BIを用いて、型別ウイルス検出数と定点当たりの報告数の推移を可視化しています。
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