山口県の感染症週報

平成23年第7週

平成23年(2011年)2月14日〜2月20 日

◇【2類感染症】
結核: 2例(周南、山口)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は、先週よりやや増加しました。先々週よりは少ない状況ですが、依然として警報レベルです。 地域別には、 宇部で増加が続いている他、一旦減少していた防府・山口・萩で増加がありました。 その他の地域では減少しています。
【警報レベル=岩国、柳井、宇部、下関、山口。注意報レベル=防府、周南、萩。】
迅速検査ではB型陽性の割合が増加しています。 (A型陽性:490例、B型陽性:1214例、A型B型いずれも陽性:4例、臨床診断:249例)。 多くの地域ではB型が多く、山口ではA型とB型が同程度、長門・萩では A型が多い状況です。 また、当所の検査では、 第6週の検体からA/H3(香港型):3例、B型:5例、 第7週の検体からA/H1pdm(新型):2例、A/H3(香港型):2例 が検出されています(平成23年2月21日現在)。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 先週よりやや増加し、多い状態が続いています。

その他

・アデノウイルス急性咽頭扁桃炎の報告が目立ちます。

警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名4週5週6週7週
インフルエンザ2169227718551957
RSウイルス感染症78897270
咽頭結膜熱14182230
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎177203167190
感染性胃腸炎296305329344
水痘109518953
手足口病1220
伝染性紅斑19151717
突発性発しん28311933
百日咳1000
ヘルパンギーナ0100
流行性耳下腺炎38474145
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎0133
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3315
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名1月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症3
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症61
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症1
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。