山口県の感染症週報

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平成23年第52週

平成23年(2011年)12月26日〜平成24年1月1 日

◇【2類感染症】
結核: 第49週追加:1例(岩国)。 第50週追加:2例(岩国、防府)。 第51週追加:1例(岩国)。 第52週:5例(下関1例、岩国4例)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は528例でした。 すべての地域から報告がありますが、特に周南からの報告が目立ち、今週警報レベルになりました。 迅速検査では、A型陽性473例、B型陽性2例、A型B型陽性1例、臨床診断52例でした。 また当所では、宇部市の検体について検査を行い、PCR法によりB型が検出されています。
【警報レベル=周南(新)】

RSウイルス感染症: すべての地域から患者発生報告があり、特に周南からの報告が目立ちます。 流行時期ですので注意が必要です。

感染性胃腸炎: 長門、周南、山口では警報レベルが続いています。また、下関も多い状況です。 今後さらに増加する可能性がありますので引き続き注意が必要です。
【警報レベル=長門(6週目)、周南(11週目)、山口(8週目)】

水痘: 先週よりさらに増加しており、今週県全体の定点あたりの報告数が注意報レベルの4.0を上回りました。 (詳細はこちら) 長門、山口につづき、周南においても警報レベルとなりました。また、下関も注意報レベルです。
【警報レベル=長門(4週目)、周南(新)、山口(3週目)】【注意報レベル=下関(2週目)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(4週目)】

流行性角結膜炎: 柳井は警報レベルとなりました。
【警報レベル=柳井(新)】

細菌性髄膜炎: 宇部から1例報告がありました。患者は80代で原因病原体は不明です。

マイコプラズマ肺炎: 報告数は8例でした。全国的にやや減少傾向がみられていますが依然として例年と比較してかなり多い状況ですので引き続き注意が必要です。

◇ 平成24年1月10日、1月31日 に追加報告がありましたので一部修正しました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名49週50週51週52週
インフルエンザ201291553528
RSウイルス感染症787211694
咽頭結膜熱5957
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎11116315878
感染性胃腸炎596538657475
水痘129181176194
手足口病12993
伝染性紅斑2528179
突発性発しん35423031
百日咳0010
ヘルパンギーナ4340
流行性耳下腺炎37373939
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎810138
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0001
マイコプラズマ肺炎87119
無菌性髄膜炎1000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症57
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。