山口県の感染症週報

平成23年第4週

平成23年(2011年)1月24日〜1月30 日

◇【2類感染症】
結核: 第1週追加-3例(下関、岩国、周南)。 第3週追加-5例(下関、岩国3例、防府)。 第4週追加-4例(下関、柳井、周南、萩)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は先週から約1.3倍に増え2169例で、 定点あたりの報告数が30を上回り、警報レベルとなりました。 インフルエンザ様疾患集団発生により学級閉鎖等をしている学校等もあります。 迅速検査ではA型陽性が多くみられます。 (A型陽性:1707例、B型陽性:338例、A型B型いずれも陽性:1例、臨床診断:123例)。 また、当所の検査で、 第2週の検体からA/H1pdm(新型):13例、 第3週の検体からA/H1pdm(新型):21例、A/H3(香港型):2例、 第4週の検体からA/H1pdm(新型):14例、B型:1例 検出されています(平成23年2月1日現在)。 地域別には、先週の岩国、柳井、長門に続き、今週山口、下関が警報レベルの開始基準値を上回りました。 その他のすべての地域においても注意報レベルです。 県全域で流行していますので引き続き注意が必要です。 【* 警報レベル=柳井、岩国、山口、長門、下関。  * 注意報レベル=その他のすべての地域。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

RSウイルス感染症: 第47週から急増し、第51週をピークに減少していますが、依然として多い状態です。

その他

・アデノウイルス急性咽頭扁桃炎の報告が目立ちます。

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名1週2週3週4週
インフルエンザ32478417312169
RSウイルス感染症13910510678
咽頭結膜熱19171614
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎119126189177
感染性胃腸炎438339378296
水痘1118463109
手足口病1761
伝染性紅斑8142019
突発性発しん20333528
百日咳0001
ヘルパンギーナ0010
流行性耳下腺炎72446038
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2450
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3443
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名12月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症53
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症2
薬剤耐性アシネトバクター感染症-

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
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病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。