山口県の感染症週報

平成23年第3週

平成23年(2011年)1月17日〜1月23 日

◇【2類感染症】
結核: 第2週追加-1例(岩国)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は先週から約2.2倍に増え1731例で、 注意報レベルが続いています。 インフルエンザ様疾患集団発生により学級閉鎖等をしている学校等もあります。 迅速検査ではA型陽性が多くみられます。 (A型陽性:1522例、B型陽性:89例、A型B型いずれも陽性:1例、臨床診断:119例)。 また、当所の検査で、第3週の検体からA/H1N1pdm(新型)が18例、A/H3(香港型)が1例 検出されています(平成23年1月25日現在)。 地域別には、長門、柳井、岩国が警報レベルの開始基準値を上回り、 その他のすべての地域においても注意報レベルです。 先週に引き続き県全域で増加していますので注意が必要です。 【* 警報レベル=長門、柳井、岩国。 * 注意報レベル=警報レベル以外のすべての地域。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

RSウイルス感染症: 第47週から急増し、第51週をピークに減少していますが、依然として多い状態です。

感染性胃腸炎: 第41週以降急増しましたが 第48週をピークに減少し、 今週すべての地域が 警報レベルの終息基準値を下回りました。

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名52週1週2週3週
インフルエンザ573247841731
RSウイルス感染症125139105106
咽頭結膜熱14191716
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎110119126189
感染性胃腸炎424438339378
水痘1241118463
手足口病1176
伝染性紅斑381420
突発性発しん13203335
百日咳0000
ヘルパンギーナ0001
流行性耳下腺炎48724460
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎0245
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎2344
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名12月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症53
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症2
薬剤耐性アシネトバクター感染症-

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
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病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。