山口県の感染症週報

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平成23年第39週

平成23年(2011年)9月26日〜10月2 日

◇【2類感染症】
結核: 第38週追加:1例(周南)。 第39週:4例(下関、柳井、周南2例)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第39週:1例(下関 O157:VT2)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 周南、柳井、宇部から患者発生報告があり、報告数が急増しました。 迅速検査では、A型陽性45例、臨床診断1例でした。 また、当所のPCR検査ではA/H3型が2例検出されました。 周南市では集団発生により、 学級閉鎖をした幼稚園もあります。

RSウイルス感染症: 増加傾向が続いていますので、今後の動向に注意が必要です。 特に宇部、周南からの報告が目立ちます。

咽頭結膜熱: 例年と同程度の報告数ですが、長門地域は多い状況です。
【警報レベル=長門】

手足口病: 第27週をピークに減少傾向にありますが、 多くの地域では警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門、山口、周南、防府、萩、下関、柳井】

伝染性紅斑: 過去4年間の同時期と比較すると、今年は4年ぶりに高い水準で推移しています。
【警報レベル=長門】

ヘルパンギーナ: 減少しています。
【警報レベル=萩】

流行性耳下腺炎: 下関、岩国では過去4年間の同時期と比較してやや多い状況が続いています。
【注意報レベル=下関】

マイコプラズマ肺炎: 報告数が多い状況です。全国的にも例年と比較してかなり多い状況です。

◇ ※平成23年10月5日(11時)現在 (インフルエンザ定点数 68/69、小児科定点数 47 /48 、眼科定点数 9/9、基幹定点数 9/9)の報告数を基に作成しています。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名36週37週38週39週
インフルエンザ01046
RSウイルス感染症33385059
咽頭結膜熱6181313
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎39645263
感染性胃腸炎182172129195
水痘40322518
手足口病241198138127
伝染性紅斑28231216
突発性発しん43472926
百日咳0000
ヘルパンギーナ67564031
流行性耳下腺炎60372251
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎5393
クラミジア肺炎(オウム病を除く)1000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎47213
無菌性髄膜炎0200

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名9月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症8
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症14
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症63
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症8
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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