山口県の感染症週報

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平成23年第40週

平成23年(2011年)10月3日〜10月9 日

◇【2類感染症】
結核: 第38週追加:1例(長門)。 第39週追加:2例(岩国、宇部)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第40週:2例(宇部 O111:VT1VT2、宇部 O157:VT1VT2)。

◇【4類感染症】
日本脳炎: 第40週:1例(宇部 発病は7月頃で、感染推定地域は長門です)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は先週より減少しましたが、特に周南からの報告が目立ちます。 また、少数ですが、下関、柳井、山口からの報告もありました。 迅速検査では、A型陽性24例、臨床診断3例でした。

RSウイルス感染症: 増加傾向が続いていましたが、今週はやや報告数が減少しました。 依然として過去4年間の同時期と比較して多い状態ですので注意が必要です。 特に宇部からの報告が目立ちます。

咽頭結膜熱: 過去4年間の同時期と比較するとやや多い状況です。特に長門では多い状況です。
【警報レベル=長門】

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 例年と同程度の報告数ですが、萩では多い状況です。
【警報レベル=萩】

手足口病: 第27週をピークに減少傾向にありますが、 多くの地域では警報レベルが続いています。また長門では再び急増していますので、注意が必要です。
【警報レベル=長門、萩、柳井、山口、防府、周南】

伝染性紅斑: 過去4年間の同時期と比較すると、今年は4年ぶりに高い水準で推移しています。
【警報レベル=長門】

流行性耳下腺炎: 下関では過去4年間の同時期と比較してやや多い状況が続いています。
【注意報レベル=下関】

マイコプラズマ肺炎: 報告数が多い状況です。全国的にも例年と比較してかなり多い状況です。

◇ 平成23年11月8日 に追加報告がありましたのでデータの一部を修正しました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名37週38週39週40週
インフルエンザ104627
RSウイルス感染症38505941
咽頭結膜熱18131316
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎64526361
感染性胃腸炎172129195226
水痘32251834
手足口病198138127111
伝染性紅斑23121615
突発性発しん47292630
百日咳0001
ヘルパンギーナ56403117
流行性耳下腺炎37225143
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3931
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎721313
無菌性髄膜炎2000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名9月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症8
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症14
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症63
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症8
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。