山口県の感染症週報

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平成23年第51週

平成23年(2011年)12月19日〜12月25 日

◇【2類感染症】
結核: 第43週追加:1例(岩国)。 第47週追加:1例(岩国)。 第49週追加:1例(岩国)。 第50週追加:3例(いずれも岩国)。 第51週:1例(柳井)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第51週:1例(宇部 O157:VT1VT2)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は増加しています。 すべての地域から報告があり、特に周南、山口、萩からの報告が目立ちます。 迅速検査では、A型陽性536例、臨床診断17例でした。 また当所では、下関市で学級閉鎖をした学校(3例)と宇部市(1例)の検体について検査を行い、いずれもA/H3(香港型)がPCR法により検出されています(うち1例はウイルス分離でも検出されています)。
【注意報レベル=周南(2週目)、山口(新)、萩(新)】

RSウイルス感染症: 急増しています。 すべての地域から報告があり、特に周南、防府からの報告が目立ちます。 流行時期になっていますので注意が必要です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 山口では警報レベルが続いています。
【警報レベル=山口(2週目)】

感染性胃腸炎: 増加傾向にあります。 長門、山口、周南では警報レベルが続いています。また、萩も多い状況です。 今後さらに増加する可能性がありますので引き続き注意が必要です。
【警報レベル=長門(5週目)、山口(7週目)、周南(10週目)】

水痘: 流行しています。 長門、山口では警報レベルが続いています。また、下関は注意報レベルです。
【警報レベル=長門(3週目)、山口(2週目)】【注意報レベル=下関(新)】

伝染性紅斑: 柳井は報告数が多く、警報レベルが続いています。
【警報レベル=柳井(4週目)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(3週目)】

マイコプラズマ肺炎: 報告数は11例でした。全国的に例年と比較してかなり多い状況ですので引き続き注意が必要です。

◇ 平成24年1月10日 に追加報告がありましたので一部修正しました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名48週49週50週51週
インフルエンザ89201291553
RSウイルス感染症557872116
咽頭結膜熱10595
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎103111163158
感染性胃腸炎560596538657
水痘150129181176
手足口病141299
伝染性紅斑24252817
突発性発しん42354230
百日咳1001
ヘルパンギーナ3434
流行性耳下腺炎27373739
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎681013
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎88711
無菌性髄膜炎0100

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症57
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。