平成18年(2006年)7月3日〜7月9
日
○全数把握疾患
- 1,2,4,5類感染症:報告はありませんでした。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 14例(周南:O157 VT2(+) 10例、岩国:O157 VT2(+) 1例、宇部:O157 VT2(+) 3例)
○定点把握疾患
- 感染性胃腸炎、急性出血性結膜炎が、例年より多い報告数でした。
- 県内全域で感染性胃腸炎の報告が、増加しています。
定点コメントでは、病原性大腸菌、カンピロバクター等の細菌による腸炎が多いようです。
夏季は細菌性の食中毒も発生しやすくなりますので、注意が必要です。食中毒の予防についてはこちらをご覧ください。→山口県 食の安心総合情報ホームページ
- インフルエンザの報告が、下関で2例ありました。2例とも迅速診断キットでB型陽性です。
- 咽頭結膜炎が、本県ではそれ程ではありませんが、全国的には例年に比べかなり多いようですので今後の動向に注意が必要です。→ 全国情報 厚生労働省
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定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 24週 | 25週 | 26週 | 27週 |
インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く) | 2 | 0 | 4 | 2 |
RSウイルス感染症 | 4 | 3 | 5 | 2 |
咽頭結膜熱 | 33 | 30 | 20 | 26 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 112 | 89 | 56 | 61 |
感染性胃腸炎 | 271 | 276 | 292 | 354 |
水痘 | 125 | 84 | 89 | 74 |
手足口病 | 14 | 10 | 17 | 10 |
伝染性紅斑 | 20 | 18 | 18 | 11 |
突発性発しん | 47 | 40 | 49 | 53 |
百日咳 | 0 | 0 | 0 | 0 |
風しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
ヘルパンギーナ | 168 | 187 | 263 | 274 |
麻しん(成人麻しんを除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性耳下腺炎 | 86 | 114 | 100 | 96 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 1 |
流行性角結膜炎 | 17 | 11 | 7 | 13 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
マイコプラズマ肺炎 | 3 | 3 | 4 | 3 |
成人麻しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 1 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 6月 |
性器クラミジア感染症 | 34 |
性器ヘルペスウイルス感染症 | 11 |
尖圭コンジローマ | 2 |
淋菌感染症 | 13 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 80 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 20 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 1 |
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全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症情報センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
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