平成18年(2006年)7月10日〜7月16
日
○全数把握疾患
- 1,2,5類感染症:報告はありませんでした。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 1例(山口:O111 VT1(+))
- 4類感染症:レジオネラ症 1例(宇部)、E型肝炎 1例(萩)、A型肝炎 1例(防府:第25週)
○定点把握疾患
- インフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、伝染性紅斑、流行性耳下腺炎が、例年より多い報告数でした。
- 咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告が増加しました。
全国的にみると、現在、減少してきてはいますが、両疾患とも例年よりかなり多い状態が続いています。今後の動向に注意が必要です。
- インフルエンザの報告が下関で20例と増加しました(迅速診断キットB型陽性。防府の1例はA型陽性)。
インフルエンザも全国的に、例年よりかなり多い状態が続いています(特に、沖縄・東北)。今後の動向に注意が必要です。
- 先週に比べ、感染性胃腸炎の報告が減少しましたが、依然多い報告数でした。
夏季は細菌性の食中毒も発生しやすくなりますので、注意が必要です。食中毒の予防についてはこちらをご覧ください。→山口県 食の安心総合情報ホームページ
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定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 25週 | 26週 | 27週 | 28週 |
インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く) | 0 | 4 | 2 | 21 |
RSウイルス感染症 | 3 | 5 | 2 | 0 |
咽頭結膜熱 | 30 | 20 | 26 | 38 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 89 | 56 | 61 | 87 |
感染性胃腸炎 | 276 | 292 | 354 | 261 |
水痘 | 84 | 89 | 74 | 54 |
手足口病 | 10 | 17 | 10 | 23 |
伝染性紅斑 | 18 | 18 | 11 | 32 |
突発性発しん | 40 | 49 | 53 | 45 |
百日咳 | 0 | 0 | 0 | 0 |
風しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
ヘルパンギーナ | 187 | 263 | 274 | 256 |
麻しん(成人麻しんを除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性耳下腺炎 | 114 | 100 | 96 | 98 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 1 | 0 |
流行性角結膜炎 | 11 | 7 | 13 | 3 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
マイコプラズマ肺炎 | 3 | 4 | 3 | 2 |
成人麻しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 1 | 0 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 6月 |
性器クラミジア感染症 | 34 |
性器ヘルペスウイルス感染症 | 11 |
尖圭コンジローマ | 2 |
淋菌感染症 | 13 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 80 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 20 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 1 |
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全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症情報センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
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