山口県の感染症週報
令和6年(2024年)第12週
令和6年3月18日〜3月24
日
-
全数把握疾患
-
【2類感染症】
-
・結核:3例(柳井1、周南1、宇部1)
-
【5類感染症】
-
・カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症:1例(下関)
-
・梅毒:3例(下関1、宇部2)
-
-
定点把握疾患
-
・インフルエンザ:県全体で警報レベルが継続しています。山口で警報レベルとなりました。岩国、周南、宇部で警報レベル、萩で注意報レベルが継続しています。
[警報レベル:岩国(15週目)、周南(16週目)、山口(1週目)、宇部(7週目)] [注意報レベル:萩(3週目)]
※
-
・新型コロナウイルス感染症:県全体の報告数が減少しました。臨時休業報告及び集団発生報告の状況はこちら。
-
・RSウイルス感染症:県全体で発生が多い状況です。柳井、周南で発生が多い状況です。
-
・咽頭結膜熱:岩国、柳井、防府で警報レベルが継続しています。
[警報レベル:岩国(10週目)、柳井(4週目)、防府(19週目)]
※
-
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎:周南、宇部で警報レベルが継続しています。
[警報レベル:周南(3週目)、宇部(10週目)]
※
-
-
トピックス
-
・SFTS(重症熱性血小板減少症候群)のヒト-ヒト感染症例が国内で初めて確認されました。(感染研HP)医療従事者の感染予防対策の徹底が必要です。一方、これからマダニの活動時期を迎えるため、マダニを感染源とするSFTS及び日本紅斑熱等の発生が懸念されます。屋外ではマダニ対策を心がけましょう。
-
病原体検出等情報(臨床診断名:検出された病原体)
-
・インフルエンザB型:インフルエンザウイルスB(ビクトリア系統)(鼻汁:第11週採取)
-
|
定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 9週 | 10週 | 11週 | 12週 |
インフルエンザ | 1037 | 1143 | 1140 | 916 |
新型コロナウイルス感染症 | 404 | 332 | 333 | 273 |
RSウイルス感染症 | 14 | 14 | 24 | 45 |
咽頭結膜熱 | 54 | 60 | 53 | 41 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 238 | 284 | 209 | 185 |
感染性胃腸炎 | 231 | 230 | 265 | 177 |
水痘 | 3 | 2 | 0 | 1 |
手足口病 | 2 | 5 | 4 | 3 |
伝染性紅斑 | 0 | 1 | 1 | 2 |
突発性発しん | 14 | 15 | 10 | 16 |
ヘルパンギーナ | 0 | 2 | 0 | 0 |
流行性耳下腺炎 | 0 | 0 | 0 | 1 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性角結膜炎 | 1 | 1 | 6 | 4 |
クラミジア肺炎 | 0 | 1 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
マイコプラズマ肺炎 | 0 | 2 | 0 | 2 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | 0 | 0 | 0 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 2月 |
性器クラミジア感染症 | 32 |
性器ヘルペスウイルス感染症 | 14 |
尖圭コンジローマ | 10 |
淋菌感染症 | 12 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 35 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 0 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 0 |
地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)・
地域(保健所)別のページ(報告数)・
年齢別のページ・
法以外の届出のページ・
推移グラフのページ
全数把握疾患のページ
前週(第11週)←
→
次週(第13週)
病原体情報
2024年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら
全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症疫学センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。