山口県の感染症週報

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平成24年第23週

平成24年(2012年)6月4日〜6月10 日

◇【2類感染症】
結核: 第21週追加:1例(山口)。 第22週追加:5例(下関3例、周南2例)。 第23週:3例(岩国、防府、宇部)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第23週:2例(いずれも下関 O103;VT1)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第23週:1例(周南)。

定点把握疾患

伝染性紅斑: 周南ではやや多い状況が続いています。

ヘルパンギーナ: 増加傾向がみられます。防府、宇部、長門、周南からの報告が目立ちます。 当所の検査では、コクサッキーA2型が検出されています。 例年夏季に流行する疾患ですので今後の動向に注意が必要です。

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(27週目)】

細菌性髄膜炎: 山口から1例報告がありました。年齢は60代で、セラチア菌が検出されています。

マイコプラズマ肺炎: 報告数はやや多く8例でした。全国的にも例年と比較して多い状況が続いていますので注意が必要です。

◇ 平成24年6月18日 に追加報告がありましたのでデータを一部修正しました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名20週21週22週23週
インフルエンザ10142610
RSウイルス感染症1463
咽頭結膜熱1117178
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎149156179110
感染性胃腸炎397394379325
水痘59817155
手足口病24310
伝染性紅斑14121919
突発性発しん42355347
百日咳5622
ヘルパンギーナ32203542
流行性耳下腺炎38354824
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎4114
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0101
マイコプラズマ肺炎8959
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名5月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症8
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症42
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症14
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症2

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。