山口県の感染症週報

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平成24年第10週

平成24年(2012年)3月5日〜3月11 日

◇【2類感染症】
結核: 第9週追加:13例(下関2例、岩国8例、周南1例、山口2例)。 第10週:10例(下関2例、岩国6例、防府1例、長門1例)。

◇【5類感染症】
劇症型溶血性レンサ球菌感染症: 第10週:1例(周南)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は5週連続して減少し、今週警報レベルの終息基準値を下回りました。 地域別でも、先週の防府につづき、今週は岩国、山口、萩が警報レベルの終息基準値を下回りました。 迅速検査では、A型陽性547例、B型陽性65例、A型B型陽性1例、臨床診断49例でした。 また当所で、第9〜10週の検体についてPCR検査を行った結果、AH3(香港型)が2例、B型が2例検出されています。 (詳細はこちら)。
【警報レベル=下関(7週目)、長門(8週目)、柳井(8週目)、周南(11週目)】 【注意報レベル=宇部(8週目)】

RSウイルス感染症: 一旦減少していましたが、3週連続して増加しています。 特に長門、下関は他地域と比較して多くみられます。

伝染性紅斑: 周南は警報レベルが続いています。
【警報レベル=周南(8週目)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(14週目)】

流行性角結膜炎: 今週は12例報告がありました。特に山口からの報告が目立ちます。

その他
・ロタウイルスによる胃腸炎の報告がやや多い状況です。 例年4月頃に多くなっていますので、注意が必要です。
警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名7週8週9週10週
インフルエンザ271417231117662
RSウイルス感染症33466270
咽頭結膜熱1081414
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎134133159133
感染性胃腸炎339385481522
水痘74756570
手足口病2500
伝染性紅斑23231620
突発性発しん29303733
百日咳0001
ヘルパンギーナ0003
流行性耳下腺炎21264833
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎32812
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎611104
無菌性髄膜炎0100

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名2月
性器クラミジア感染症12
性器ヘルペスウイルス感染症3
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症3
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症77
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症14
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。