山口県の感染症週報

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平成23年第50週

平成23年(2011年)12月12日〜12月18 日

◇【2類感染症】
結核: 第45週追加:2例(周南、宇部)。 第46週追加:1例(宇部)。 第47週追加:1例(宇部)。 第48週追加:3例(岩国、宇部、萩)。 第49週追加:3例(いずれも宇部)。 第50週:2例(周南、山口)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は増加しています。 すべての地域から報告があり、特に周南、山口からの報告が目立ちます。 迅速検査では、A型陽性277例、B型陽性1例、臨床診断13例でした。 また当所では、萩市で学級閉鎖をした学校の検体と山口の検体について検査を行い、いずれもA/H3(香港型)がPCR法により検出されています。
【注意報レベル=周南(新)】

RSウイルス感染症: 増加傾向にあります。 今後さらに増加する可能性がありますので動向に注意が必要です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 増加しています。山口は今週警報レベルとなりました。
【警報レベル=山口(新)】

感染性胃腸炎: 増加傾向にあります。 今後さらに増加する可能性がありますので引き続き注意が必要です。 長門、周南、山口では警報レベルが続いています。また、萩も多い状況です。
【警報レベル=長門(4週目)、周南(9週目)、山口(6週目)】

水痘: 増加しています。 長門に続き、山口でも今週警報レベルとなりました。また、周南や岩国も多く注意報レベルです。 流行時期となっていますので今後の動向に注意が必要です。
【警報レベル=山口(新)、長門(2週目)】【注意報レベル=周南(新)、岩国(新)】

伝染性紅斑: 柳井は報告数が多く、警報レベルが続いています。
【警報レベル=柳井(3週目)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(2週目)】

マイコプラズマ肺炎: 報告数は7例でした。全国的に例年と比較してかなり多い状況ですので引き続き注意が必要です。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名47週48週49週50週
インフルエンザ4889201291
RSウイルス感染症60557872
咽頭結膜熱11059
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎71103111163
感染性胃腸炎462560596538
水痘62150129181
手足口病1814129
伝染性紅斑14242528
突発性発しん35423542
百日咳6100
ヘルパンギーナ4343
流行性耳下腺炎27273737
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎46810
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎5887
無菌性髄膜炎0010

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症57
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。