山口県の感染症週報

週報概要はこちら   

平成23年第37週

平成23年(2011年)9月12日〜9月18 日

◇【2類感染症】
結核: 第33週追加:1例(宇部)。 第34週追加:3例(いずれも宇部)。 第36週追加:3例(下関、岩国、宇部)。 第37週:4例(柳井、周南、防府、萩)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第37週:2例(いずれも宇部 O157:VT1VT2、家族)。

定点把握疾患

RSウイルス感染症: 増加傾向が続いていますので、今後の動向に注意が必要です。

手足口病: 山口県では、第25週時点で 手足口病の流行発生警報の発令 をしています。 第27週をピークに6週連続して減少し、その後2週連続してやや増加しましたが、 再び減少しています。 宇部、長門以外の地域では警報レベルが続いており、過去4年間の同時期と比較しても多い状況です。
【警報レベル=宇部、長門以外のすべての地域】

伝染性紅斑: 過去4年間の同時期と比較すると、今年は4年ぶりに高い水準で推移しています。
【警報レベル=長門】

ヘルパンギーナ: 減少していますが、萩ではやや多い状況です。
【警報レベル=萩】

流行性耳下腺炎: 警報、注意報レベルの地域はありませんが、過去4年間の同時期と比較すると多い状況が2010年から続いています。

マイコプラズマ肺炎: 患者発生報告数がやや多くみられます。

無菌性髄膜炎: 下関から2例報告がありました。患者はいずれも5歳で原因病原体は不明です。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

◇平成23年9月27日にデータの追加がありましたので修正しました。


定点把握疾患(報告数)
疾患名34週35週36週37週
インフルエンザ0001
RSウイルス感染症29273338
咽頭結膜熱1910618
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎42333964
感染性胃腸炎148147182172
水痘41254032
手足口病299315241198
伝染性紅斑27232823
突発性発しん50474347
百日咳0100
ヘルパンギーナ52696756
流行性耳下腺炎48456037
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3453
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0010
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎5947
無菌性髄膜炎0002

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名8月
性器クラミジア感染症24
性器ヘルペスウイルス感染症13
尖圭コンジローマ3
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症62
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症15
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)地域(保健所)別のページ(報告数)
年齢別のページ法以外の届出のページ推移グラフのページ



前週(第36週)← →次週(第38週)



病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。