山口県の感染症週報

平成23年第22週

平成23年(2011年)5月30日〜6月5 日

◇【2類感染症】
結核: 第20週追加:5例(すべて周南)。 第21週追加:4例(周南2例、防府1例、山口1例)。 第22週:6例(山口4例、防府1例、長門1例)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第21週追加:1例(周南 O157 VT2)。 第22週:1例(岩国 O157 VT2)。

◇【5類感染症】
劇症型溶血性レンサ球菌感染症: 第21週追加:1例(山口)。

定点把握疾患

咽頭結膜熱: 警報レベルに達している地域はありませんが、過去4年間の同時期と比較すると 3年ぶりに高い水準で推移しています。

手足口病: 報告数が増加しています。地域別には防府が再び警報レベルの開始基準値となりました。
【警報レベル=防府】

伝染性紅斑: 4年ぶりに高い水準で推移しています。地域別には、今週岩国と宇部が警報レベルの開始基準値を上回りました。
【警報レベル=岩国、宇部】

流行性耳下腺炎: 過去4年間の同時期と比較すると多い状況が、2010年から続いています。

無菌性髄膜炎: 下関から1例の報告がありました。患者は8歳で、原因病原体は不明です。

その他

アデノウイルス急性咽頭扁桃炎: 過去4年間の同時期と比較すると報告数の多い週が続いています。 ◆推移グラフはこちら

警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名19週20週21週22週
インフルエンザ41454019
RSウイルス感染症0813
咽頭結膜熱56324342
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎154141171131
感染性胃腸炎296293221257
水痘1135610471
手足口病14323366
伝染性紅斑29432046
突発性発しん32433233
百日咳0000
ヘルパンギーナ713919
流行性耳下腺炎67396156
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎4553
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3223
無菌性髄膜炎0001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名5月
性器クラミジア感染症19
性器ヘルペスウイルス感染症3
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症56
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症22
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)地域(保健所)別のページ(報告数)
年齢別のページ法以外の届出のページ推移グラフのページ



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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。