山口県の感染症週報

平成23年第17週

平成23年(2011年)4月25日〜5月1 日

◇【5類感染症】
後天性免疫不全症候群: 第17週:1例(下関、AIDS、推定感染地域:国内、推定感染経路:性的接触)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 第14週に警報レベルの終息基準値を下回り 今週もさらに報告数が減少しています。
迅速検査では、A型陽性:74例、B型陽性:81例、A型B型いずれも陽性:1例、臨床診断:25例でした。
◆県内流行レベルマップはこちら

咽頭結膜熱: 過去4年間の同時期と比較すると多い状態です。
【警報レベル=周南。】

感染性胃腸炎: やや報告数が多くみられます。
【警報レベル=萩。】

伝染性紅斑: 4年ぶりに高い水準で推移しています。

流行性耳下腺炎: 過去4年間の同時期と比較すると多い状況が、2010年から続いています。
【注意報レベル=岩国。】

その他

・アデノウイルス急性咽頭扁桃炎の報告数の多い週が続いています。 当所の検査では、第16週の検体からアデノウイルス3型が1例検出されています(平成23年5月9日現在)。
◆推移グラフはこちら

・ロタウイルスによる胃腸炎の報告数の多い週が続いています。2008年以降は、第14週から第16週に最多報告数となっています。
◆推移グラフはこちら

警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名14週15週16週17週
インフルエンザ536321236181
RSウイルス感染症1516133
咽頭結膜熱34328653
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎116125158148
感染性胃腸炎434580604612
水痘56665168
手足口病2769
伝染性紅斑34291032
突発性発しん36263140
百日咳0130
ヘルパンギーナ2011
流行性耳下腺炎59453651
急性出血性結膜炎1000
流行性角結膜炎3373
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎1222
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名4月
性器クラミジア感染症16
性器ヘルペスウイルス感染症11
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症5
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症62
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症7
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。