・インフルエンザ:
報告数は先週とほぼ同じで21例でした。
地域別には県西部(下関)と県東部(岩国)からの報告が目立ち、
迅速検査では県西部はB型陽性、県東部はA型陽性が多い状況です。
(A型陽性:15例、B型陽性:6例)
・RSウイルス感染症:
第47週から急増し、
平成18年以降の同時期と比較すると多い状況です。
地域別には、周南、柳井、下関が多い状況です。
例年第47週ごろから急増し、年末年始にピークとなる傾向がありますので引き続き注意が必要です。
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎:
第39週から増加し、多い状態が続いています。
地域別には、山口、下関、萩が依然として警報レベルの状態です。
【* 警報レベル=山口、下関、萩。】
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・感染性胃腸炎:
第41週以降急増し、第46週に警報レベルの開始基準値を上回ったため
11月26日付けで全県に流行発生警報が発令されました。
今週も先週に引き続きやや報告数が減少していますが、
定点当たり報告数は依然として20を超えており警報レベルの状態です。
地域別には、
防府、宇部以外の地域については依然として警報レベルの状態です。
原因病原体としては、
当所の検査でノロウイルスが多く検出されています。
冬季にはウイルス性の感染性胃腸炎が流行しやすいので
引き続き注意が必要です。
【* 警報レベル=防府、宇部以外の全地域。】
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・水痘:
第39週以降増加し、平成18年以降の同時期と比較すると多い状況です。
地域別には、今週山口が警報レベルの開始基準値を上回りました。
長門では警報レベルの終息基準値を下回りましたが、萩は依然として警報レベルの状態です。
【* 警報レベル=萩、山口。注意報レベル=岩国、下関。】
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・流行性耳下腺炎:
第31週をピークに長期的には減少しています。
【* 警報レベル=山口、岩国。】