山口県の感染症週報

平成22年第23週


平成22年(2010年)6月7日〜6月13 日

◇【1、4類感染症】
・報告はありませんでした。

◇【2類感染症】
結核第21週追加 2例(岩国1例、宇部1例)、 第22週追加 2例(宇部2例)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症第22週追加 1例(周南、0157 VT1)。第23週 2例(山口、0157 VT1VT2)。

◇【5類感染症】
破傷風第23週 1例 (周南)。

定点把握疾患

インフルエンザ:第21週にひきつづき第22週の定点あたりの報告数が 全国で第1位になっていますが、今週の報告数は先週から34件減少しています。 迅速検査ではA型が2件、B型が46件とB型が多数の傾向がみられます。

水痘:今週は先週から28件増加し128件となりました。 山口県は注意報レベルに達していませんが、全国的には(第21週)2000年移行の同時期と比較すると高い値となっていますので、 今後の動向に注意が必要です。
【* やや多い地域注意報レベル(定点あたり4以上)=萩>防府。】

手足口病:今週は先週と同程度の報告数で、県全域で依然として流行しています。 また、第22週の定点あたりの報告数は全国で第1位となっています。 ひきつづき流行拡大に注意が必要です。
【 * 多い地域警報レベル(定点あたり5以上)=県内全地域。】 

流行性耳下腺炎:第22週の定点あたりの報告数は全国で第3位となっていますが、 今週は先週から46件減少し99件となりました。 しかし依然として過去4年の同時期と比較すると多い状態です。
【* 多い地域警報レベル(定点あたり6以上)=萩。* やや多い地域注意報レベル(定点あたり2以上)=山口>防府>宇部 / 全体。】

百日咳:下関から2件報告がありました。


定点把握疾患(報告数)
疾患名20週21週22週23週
インフルエンザ74808248
RSウイルス感染症3410
咽頭結膜熱15111112
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎10589138171
感染性胃腸炎301254307258
水痘129142100128
手足口病300372449436
伝染性紅斑1003
突発性発しん26383227
百日咳2222
ヘルパンギーナ31301924
流行性耳下腺炎1137814599
急性出血性結膜炎1000
流行性角結膜炎0702
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0010
マイコプラズマ肺炎2145
無菌性髄膜炎0001

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名5月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症5
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症50
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症23
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。