・インフルエンザの報告数は17件増加し68件と増加傾向です。報告があった地域は、多い順に長門、下関、宇部と県西部です。また、報告年齢は1〜14歳とすべて若年層でした。
・感染性胃腸炎の報告数は先週とほぼ同程度でしたが、長門地域は警報レベル(定点あたり20以上)と特に注意が必要です。また、長門につづいて萩地域も定点あたり19と比較的多く、県山陰地域からの報告が目立ちます。その他の地域としては周南、山口も注意報レベル(定点あたり12以上)であり比較的多い状態です。
・水痘は51件増加し、今年の報告(2010年第1週〜)の中で最多数の件数となりました。地域としては長門、山口が注意報レベル(定点あたり4以上)です。
・手足口病はひきつづき例年に比べてかなり多い状態で推移しています。今週は44件増え148件で注意報レベル(定点あたり2以上)となっています。比較的多い地域も岩国、柳井、周南、防府、宇部と広範囲にわたっています。今後の動向に特に注意が必要です。
・流行性耳下腺炎の報告数も40件増加し96件と、今年の報告(2010年第1週〜)の中で最多数の件数となりました。地域としては、萩が定点あたり14と警報レベル(定点あたり6以上)の2倍以上となっている状態です。また、山口、宇部、防府も注意報レベル(定点あたり2以上)であり、県中央部で多い傾向がみられます。今後の動向に注意が必要です。
・百日咳の報告が宇部から1件ありました。
・咽頭結膜炎とヘルパンギーナが萩地域で比較的多い状態です。