山口県の感染症週報

平成22年第18週


平成22年(2010年)5月3日〜5月9 日

・1、4、5類感染症:報告はありませんでした。

・2類感染症:
結核  第17週追加 1例(山口)、 第18週 2例(周南、防府)。

・3類感染症:
細菌性赤痢  1例(山口)。

定点把握疾患

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の全報告数は減少しましたが、萩地域では警報レベル(定点あたり8以上)と多い状態です。

感染性胃腸炎水痘の報告数も減少しています。しかし、長門地域は比較的多い状態であり、ひきつづき注意が必要です。

手足口病も報告数が先週の半数近くまで減少しました。しかしながら、例年と比較すると依然として多い状態です。また、岩国、周南地域は比較的多い状態が続いています。

流行性耳下腺炎の報告数は先週とほぼ同程度でした。地域としては、萩が依然として多い状態です。また、山口、宇部も比較的多い状態が続いています。過去3年に比べて多い状態で推移しています。引き続き動向に注意が必要です。

百日咳の報告が2件ありました。(下関、宇部)

急性出血性結膜炎の報告が下関から1件ありました。


定点把握疾患(報告数)
疾患名15週16週17週18週
インフルエンザ39516833
RSウイルス感染症11575
咽頭結膜熱1481112
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎91819768
感染性胃腸炎475479485337
水痘847812993
手足口病7410414876
伝染性紅斑2210
突発性発しん26373216
百日咳0012
ヘルパンギーナ8886
流行性耳下腺炎84569691
急性出血性結膜炎0001
流行性角結膜炎5421
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0010
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎0431
無菌性髄膜炎1010

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名4月
性器クラミジア感染症20
性器ヘルペスウイルス感染症5
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症3
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症53
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症25
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。