山口県の感染症週報

週報概要はこちら   

平成25年第8週

平成25年(2013年)2月18日〜2月24 日

◇【2類感染症】
結核: 第8週:2例(岩国、宇部)。

◇【5類感染症】
急性脳炎: 第7週追加:1例(宇部)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は第4週をピークに3週連続で減少していましたが、今週はやや増加しました。 地域別では宇部以外で警報レベル又は注意報レベルが続いています。 県内全域で流行が続いていますので、注意が必要です。 迅速検査では、A型933例、B型219例、A型B型共に陽性1例、臨床診断144例で、B型の割合がやや増加しています。 また当所で、第6、7、8週の検体についてPCR検査を行った結果、AH3(香港型)が5例、B型が2例、AH1pdmが1例検出されています。AH1pdmはおよそ2年ぶりに検出されました。
【警報レベル=岩国(6週目)、下関(5週目)、周南(5週目)、柳井(5週目)、長門(5週目)。 注意報レベル=防府(6週目)、萩(6週目)、山口(7週目)、宇部(新)。】

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 山口、防府からの報告が目立ちます。
【警報レベル=山口(5週目)】

感染性胃腸炎: 萩からの報告が増加し、今週警報レベルとなりました。
【警報レベル=萩(新)】

水痘: 周南からの報告が目立ちます。

細菌性髄膜炎: 岩国から1例報告がありました。新生児でB群溶血性レンサ球菌が検出されています。

◇ 平成25年3月6日 に一部修正しました。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名5週6週7週8週
インフルエンザ1928166311961297
RSウイルス感染症60414451
咽頭結膜熱1710148
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎118139121133
感染性胃腸炎471423440481
水痘821018090
手足口病0161
伝染性紅斑5233
突発性発しん34292930
百日咳0000
ヘルパンギーナ2213
流行性耳下腺炎81035
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎1401
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0001
マイコプラズマ肺炎4822
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名1月
性器クラミジア感染症22
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症57
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症15
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)地域(保健所)別のページ(報告数)
年齢別のページ法以外の届出のページ推移グラフのページ



前週(第7週)← →次週(第9週)



病原体情報

平成25年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。