山口県の感染症週報

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平成24年第52週

平成24年(2012年)12月24日〜12月30 日

◇【2類感染症】
結核: 第46週追加:1例(柳井)。  第51週追加:1例(岩国)。  第52週:3例(下関、山口、長門)。 

◇【5類感染症】
アメーバ赤痢:  第52週:1例(防府)。 

定点把握疾患

インフルエンザ: 報告数は先週から約2倍に増加し、流行開始の目安となる定点当たり1.0を上回りました。 地域別でも多くの地域で定点当たり1.0を上回っています。 迅速検査では、A型81例、B型8例(岩国4、周南3、山口1)、臨床診断14例でした。 また当所で、第52週の検体についてPCR検査を行った結果、AH3(香港型)が1例検出されています。 今後さらに増加することが予想されますので注意が必要です。 (詳細はこちら)

RSウイルス感染症: 例年冬期に流行がみられますが、今年はかなり早い時期から流行しています。 報告数はほぼ横ばい状況で推移しています。 乳幼児を中心に引き続き注意が必要です。

咽頭結膜熱: 下関、長門、萩はやや多くみられます。
【警報レベル=長門(5週目)】

感染性胃腸炎: 第49週に警報開始基準値の定点当たり20を上回り、山口県は12月13日に流行発生警報を発令していましたが、今週警報終息基準値の12を下回りました。 地域別にもすべての地域で減少していますが、引き続き注意が必要です。(詳細はこちら)
【警報レベル=周南(6週目)、萩(4週目)、山口(5週目)】

水痘: 第44週(10/29〜11/4)以降急増し、今週は先週とほぼ同程度でした。 12月から7月にかけて多くみられる疾患ですので、注意が必要です。
【警報レベル=長門(新)、注意報レベル=萩(新)】

マイコプラズマ肺炎: 報告数はやや多く8例でした。全国的にも例年と比較して多い状況が続いています。

その他

・アデノウイルス急性咽頭扁桃炎の報告が多い週が続いていいます。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名49週50週51週52週
インフルエンザ225852103
RSウイルス感染症55988963
咽頭結膜熱31263220
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎172197184139
感染性胃腸炎1128986947508
水痘104119134128
手足口病1010511
伝染性紅斑3602
突発性発しん45392424
百日咳0000
ヘルパンギーナ5851
流行性耳下腺炎1110174
急性出血性結膜炎0010
流行性角結膜炎5543
クラミジア肺炎(オウム病を除く)1000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎4748
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症21
性器ヘルペスウイルス感染症10
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症45
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症17
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症1

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。