山口県の感染症週報

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平成24年第5週

平成24年(2012年)1月30日〜2月5 日

◇【2類感染症】
結核: 第4週追加:2例(いずれも岩国)。 第5週:4例(周南、防府、山口、萩)

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第5週:3例(いずれも宇部 O157:VT2、家族)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第4週追加:1例(周南)。 第5週:1例(周南)。

◇【5類感染症】
アメーバ赤痢: 第5週:1例(下関)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数はさらに増加し、今週の定点あたりの報告数は51.64で警報レベルが続いています。 すべての地域で流行しており、宇部は注意報レベル、その他の地域は警報レベルです。 迅速検査では、A型陽性3368例、B型陽性63例、臨床診断132例でした。 また当所では、第4週の検体2例(いずれも宇部)、第5週の検体3例(山口、宇部2例)について検査を行い、 PCR法によりA/H3(香港型)が2例(山口、宇部)、B型が3例(いずれも宇部)検出されています (うち4例はウイルス分離でも検出されています)。
【警報レベル=防府(3週目)、山口(3週目)、岩国(3週目)、下関(2週目)、周南(6週目)、長門(3週目)、萩(2週目)、柳井(3週目)】 【注意報レベル=宇部(3週目)】

RSウイルス感染症: 長門、萩では他地域と比較して多くみられます。

感染性胃腸炎: 例年と同程度ですが、冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので引き続き注意が必要です。 萩は警報レベルが続いています。
【警報レベル=萩(2週目)】

水痘: 下関、長門は注意報レベルです。
【注意報レベル=下関(7週目)、長門(新)】

伝染性紅斑: 周南、柳井はやや多い状況が続いています。
【警報レベル=周南(3週目)】

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名2週3週4週5週
インフルエンザ761214931493563
RSウイルス感染症68576953
咽頭結膜熱138410
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎95110133137
感染性胃腸炎346432336324
水痘135117107112
手足口病3200
伝染性紅斑23392117
突発性発しん43372928
百日咳1010
ヘルパンギーナ0010
流行性耳下腺炎46411919
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎10555
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎4331
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名1月
性器クラミジア感染症13
性器ヘルペスウイルス感染症7
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症5
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症53
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症12
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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