山口県の感染症週報

平成24年第47週

平成24年(2012年)11月19日～11月25 日

【2類感染症】
・結核：第43週追加：1例（岩国）。第47週：4例（下関２、防府、萩）。　

定点把握疾患

・RSウイルス感染症：例年冬期に流行がみられますが、今年はかなり早い時期から流行しています。第38週（9/17～9/23）をピークに減少しましたが、例年に比べ多い状況が続いています。引き続き乳幼児を中心に注意が必要です。

・感染性胃腸炎：増加傾向がみられます。長門に続き周南が今週警報レベルとなりました。冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので、今後の動向に注意が必要です。厚生労働省は11月13日にノロウイルスの注意喚起をしています。(詳細はこちら)。
【警報レベル＝周南（新）、長門（2週目）】^※

・水痘：増加傾向がみられます。防府は今週急増し再び警報レベルとなりました。 12月から7月にかけて多くみられる疾患ですので、今後の動向に注意が必要です。
【警報レベル＝防府（新）】^※

^※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患（報告数）
疾患名	44週	45週	46週	47週
インフルエンザ	1	3	2	0
RSウイルス感染症	67	87	95	80
咽頭結膜熱	4	9	7	16
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	142	171	209	160
感染性胃腸炎	245	395	529	649
水痘	56	72	72	88
手足口病	2	6	4	2
伝染性紅斑	4	1	1	4
突発性発しん	33	50	41	37
百日咳	1	0	0	1
ヘルパンギーナ	15	16	12	12
流行性耳下腺炎	11	6	9	5
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	1	7	4	0
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	1	0	0
マイコプラズマ肺炎	14	13	2	5
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	10月
性器クラミジア感染症	21
性器ヘルペスウイルス感染症	14
尖圭コンジローマ	4
淋菌感染症	12
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	55
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	19
薬剤耐性緑膿菌感染症	0
薬剤耐性アシネトバクター感染症	0

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病原体情報

平成24年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス）についてはこちら
 診断名別病原体情報（ウイルス）についてはこちら
 病原体情報（細菌）についてはこちら

全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。