山口県の感染症週報

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平成24年第45週

平成24年(2012年)11月5日〜11月11 日

◇【2類感染症】
結核: 第44週追加:3例(岩国、周南、山口)。 第45週:2例(柳井、宇部)。 

◇【5類感染症】
アメーバ赤痢: 第45週:1例(下関)。 

定点把握疾患

インフルエンザ: 柳井から2例、長門から1例報告がありました。 迅速検査ではいずれもA型です。

RSウイルス感染症: 例年冬期に流行がみられますが、今年はかなり早い時期から流行しています。 第34週(8/20〜8/26)から第38週(9/17〜9/23)まで急激に増加し、 第41週(10/8〜10/14)以降4週続けて減少していましたが、今週は再びやや増加しました。 全国的には第40週(10/1〜10/7)をピークに減少傾向がみられますが、例年の同時期と比較して多い状況で推移しています(第44週現在)。 引き続き特に乳幼児を中心に注意が必要です。

感染性胃腸炎: 増加傾向がみられます。 冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので、今後の動向に注意が必要です。

水痘: 増加傾向がみられます。 地域別では防府が急増し今週警報レベルとなりました。 季節的には8月から11月に少なく、12月から7月に多くみられる疾患ですので、 今後の動向に注意が必要です。
【警報レベル=防府(新)】

マイコプラズマ肺炎: 報告数は多く13例でした。全国的にも例年と比較して多い状況が続いていますので、注意が必要です。

細菌性髄膜炎: 防府から1例報告がありました。年齢は90代で、肺炎桿菌が検出されています。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名42週43週44週45週
インフルエンザ1013
RSウイルス感染症101836787
咽頭結膜熱3249
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎142120142171
感染性胃腸炎177220245395
水痘36365672
手足口病2426
伝染性紅斑2041
突発性発しん51343350
百日咳1310
ヘルパンギーナ1071516
流行性耳下腺炎55116
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2117
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0001
マイコプラズマ肺炎13111413
無菌性髄膜炎1200

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名10月
性器クラミジア感染症21
性器ヘルペスウイルス感染症14
尖圭コンジローマ4
淋菌感染症12
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症55
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症19
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。