山口県の感染症週報

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平成24年第3週

平成24年(2012年)1月16日〜1月22 日

◇【2類感染症】
結核: 第2週追加:5例(下関、岩国3例、山口)。 第3週:3例(下関、岩国、周南)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者報告数は急増し今週定点あたり30を上回り、警報レベルとなりました。 詳細はこちら)。 すべての地域で増加し、防府、長門、周南、山口、柳井、岩国は警報レベル、萩、宇部、下関は注意報レベルです。 迅速検査では、A型陽性1984例、B型陽性12例、A型B型陽性1例、臨床診断152例でした。 また当所では、第2週の検体3例(防府2例、宇部1例)、第3週の検体5例(防府1例、山口1例、長門3例)について検査を行い、 PCR法によりすべてA/H3(香港型)が検出されています(うち4例はウイルス分離でも検出されています)。
【警報レベル=防府(新)、長門(新)、周南(4週目)、山口(新)、柳井(新)、岩国(新)】 【注意報レベル=萩(2週目)、宇部(新)、下関(新)】

RSウイルス感染症: 第51週(12/19〜12/25)をピークに減少傾向がみられますが流行時期ですので引き続き注意が必要です。

感染性胃腸炎: 例年と同程度ですが、冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので引き続き注意が必要です。 萩、下関、岩国はやや多い状況です。

水痘: 第52週(12/26〜1/1)をピークに減少傾向がみられますが、長門は警報レベルが、下関は注意報レベルが続いています。また、防府は今週新たに注意報レベルとなりました。
【警報レベル=長門(7週目)】【注意報レベル=防府(新)、下関(5週目)】

伝染性紅斑: 周南は警報レベルとなりました。
【警報レベル=周南(新)】

流行性耳下腺炎: 長門は警報レベルが続いています。
【警報レベル=長門(7週目)】

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名52週1週2週3週
インフルエンザ5284157612149
RSウイルス感染症94616857
咽頭結膜熱74138
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎784995110
感染性胃腸炎475358346432
水痘194137135117
手足口病3332
伝染性紅斑9142339
突発性発しん31274337
百日咳0010
ヘルパンギーナ0100
流行性耳下腺炎39474641
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎85105
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎1000
マイコプラズマ肺炎8243
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名12月
性器クラミジア感染症22
性器ヘルペスウイルス感染症5
尖圭コンジローマ2
淋菌感染症10
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症64
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症18
薬剤耐性緑膿菌感染症1
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。