山口県の感染症週報

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平成23年第46週

平成23年(2011年)11月14日〜11月20 日

◇【2類感染症】
結核: 第42週追加:1例(萩)。 第43週追加:1例(周南)。 第46週:5例(下関1例、柳井1例、周南3例)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第46週:1例(長門 O157:VT1VT2)。

◇【5類感染症】
クロイツフェルト・ヤコブ病: 第46週:1例(宇部)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 患者発生報告が山口、周南、岩国からありました。ほとんどが山口からの報告です。 迅速検査では、A型陽性21例、臨床診断3例でした。 山口市では集団発生により、11月22日に学級閉鎖をした小学校もあります

RSウイルス感染症: 過去4年間の同時期と比較して多い状況で推移しています。 全国的にも例年と比較して多い状況ですので注意が必要です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 増加傾向がみられます。
【警報レベル=長門】

感染性胃腸炎: 増加しています。特に山口、周南で報告が多く警報レベルです。 冬季はウイルスを原因とした感染性胃腸炎が流行しやすいので今後の動向に注意が必要です。
【警報レベル=山口、周南】

水痘: 増加しています。特に防府でやや多く注意報レベルです。
【注意報レベル=防府】

伝染性紅斑: 過去4年間の同時期と比較して4年ぶりに多い状況が続いています。 柳井ではやや多い状況です。

マイコプラズマ肺炎: 報告数が多い状況が続いていましたが、今週は先週と比較してやや減少しました。 全国的にも例年と比較してかなり多い状況ですので引き続き注意が必要です。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名43週44週45週46週
インフルエンザ34271724
RSウイルス感染症43714249
咽頭結膜熱10787
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎7959104104
感染性胃腸炎400456481558
水痘21434075
手足口病50381624
伝染性紅斑21151516
突発性発しん38474548
百日咳0000
ヘルパンギーナ168113
流行性耳下腺炎13322717
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3404
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎109135
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名10月
性器クラミジア感染症31
性器ヘルペスウイルス感染症5
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症7
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症67
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症8
薬剤耐性緑膿菌感染症1
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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