山口県の感染症週報

平成23年第28週

平成23年(2011年)7月11日〜7月17 日

◇【2類感染症】
結核: 第25週追加:1例(周南)。 第26週追加:2例(岩国、柳井)。 第27週追加:1例(萩)。 第28週:2例(岩国、萩)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第28週:1例(宇部)。

定点把握疾患

水痘: 山口で警報レベルが続いています。
【警報レベル=山口】

手足口病: 山口県では、第25週時点で 手足口病の流行発生警報の発令 をしていますが、 今週もかなり多い状態が続いています。 例年に比べ、大きな流行となっており注意が必要です。 全国的にも、今年は例年と比べてかなり多い状態です。
【警報レベル=すべての地域】

伝染性紅斑: 過去4年間の同時期と比較すると、今年は4年ぶりに高い水準で推移しています。
【警報レベル=長門】

百日咳: 周南では3週連続の報告が、萩では集団発生のため臨時休校した中学校がありますので、注意が必要です。

ヘルパンギーナ: 増加傾向が続いています。夏期に流行する疾患ですので注意が必要です。 地域別には、今週宇部が警報レベルとなりました。 【警報レベル=宇部、下関、防府、山口】

流行性耳下腺炎: 警報レベルの地域はありませんが、過去4年間の同時期と比較すると多い状況が2010年から続いています。
【注意報レベル=下関】

無菌性髄膜炎: 下関から1例報告がありました。患者は14歳で、原因病原体は不明です。

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名25週26週27週28週
インフルエンザ0002
RSウイルス感染症0122
咽頭結膜熱39452428
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎129947454
感染性胃腸炎199160135156
水痘961206483
手足口病578108412851183
伝染性紅斑39242141
突発性発しん44354437
百日咳0231
ヘルパンギーナ168176197231
流行性耳下腺炎61927064
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎3434
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3164
無菌性髄膜炎0021

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名6月
性器クラミジア感染症34
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ3
淋菌感染症15
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症70
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。