山口県の感染症週報

平成23年第26週

平成23年(2011年)6月27日〜7月3 日

◇【2類感染症】
結核: 第23週追加:1例(周南)。 第25週追加:3例(岩国1、柳井1、周南1)。 第26週:2例(周南1、防府1)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症:2例(周南2。家族)、 O26 VT1。

◇【4類感染症】
レジオネラ症:1例(山口)。

◇【5類感染症】
麻しん第25週 1例(岩国)。(病原体検査陰性のため取り下げ)

定点把握疾患

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 山口でやや増加がみられます。
【警報レベル=山口、萩】

水痘: 山口で警報レベルになっている他、宇部・防府でもやや多くなっています。
【警報レベル=山口】

手足口病:ほとんどの地域で増加し、 特に山口・萩で非常に多くなっています。低年齢層の患者が多く、1歳と2歳で半数を占めています。 山口県では、第25週時点で 手足口病の流行発生警報の発令 をしました。例年に比べ、大きな流行となっており、注意が必要です。 全国的にも、今年は例年と比べてかなり多い状態です。
【警報レベル=山口、萩、下関、周南、岩国、防府、宇部、長門】

ヘルパンギーナ: 先週よりやや増加しました。夏期に流行する疾患であり、今後の動向に注意が必要です。
【警報レベル=山口、防府】

流行性耳下腺炎: 警報レベルの地域はありませんが、下関でやや増加しています。
【注意報レベル=下関】

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名23週24週25週26週
インフルエンザ4500
RSウイルス感染症19101
咽頭結膜熱44513945
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎12912712994
感染性胃腸炎193181199160
水痘11811696120
手足口病1412465781084
伝染性紅斑17193924
突発性発しん37444435
百日咳0002
ヘルパンギーナ5492168176
流行性耳下腺炎42656192
急性出血性結膜炎1100
流行性角結膜炎2834
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎7231
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名6月
性器クラミジア感染症34
性器ヘルペスウイルス感染症9
尖圭コンジローマ3
淋菌感染症15
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症70
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症16
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)地域(保健所)別のページ(報告数)
年齢別のページ法以外の届出のページ推移グラフのページ



前週(第25週)← →次週(第27週)



病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。