山口県の感染症週報

平成23年第19週

平成23年(2011年)5月9日〜5月15 日

◇【2類感染症】
結核: 第17週追加:3例(下関、岩国、周南)。 第18週追加:1例(下関)。 第19週:2例(周南、防府)。

定点把握疾患

咽頭結膜熱: 警報レベルに達している地域はありませんが、過去4年間の同時期と比較すると多い状況です。
当所の検査では、第19週の検体からアデノウイルス3型が1例検出されています。

水痘: 報告数が先週の2.3倍に増えました。
【注意報レベル=山口。】

伝染性紅斑: 警報レベルに達している地域はありませんが、4年ぶりに高い水準で推移しています。

流行性耳下腺炎: 過去4年間の同時期と比較すると多い状況が、2010年から続いています。

その他

アデノウイルス急性咽頭扁桃炎: 過去4年間の同時期と比較すると報告数の多い週が続いています。 ◆推移グラフはこちら

ロタウイルスによる胃腸炎: 報告数の多い週が続いていましたが、第16週をピークに減少しています。 2008年以降は、第14週から第16週に最多報告数となっています。
◆推移グラフはこちら

警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名16週17週18週19週
インフルエンザ2361816741
RSウイルス感染症13330
咽頭結膜熱86533556
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎15814861154
感染性胃腸炎604612341296
水痘516849113
手足口病69514
伝染性紅斑10322529
突発性発しん31402332
百日咳3000
ヘルパンギーナ1137
流行性耳下腺炎36515467
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎7324
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎2233
無菌性髄膜炎0010

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名4月
性器クラミジア感染症16
性器ヘルペスウイルス感染症11
尖圭コンジローマ6
淋菌感染症5
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症62
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症7
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

平成23年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら


全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。