山口県の感染症週報

平成21年第50週


平成21年(2009年)12月7日〜12月13 日

1類感染症:報告はありませんでした。

2類感染症:結核   48週追加 2例(周南1、山口1)、  49週追加 1例(周南)、  50週 2例(柳井2)

3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症   49週 1例(山口) O111、VT1+VT2+

4類感染症:レジオネラ症   45週 1例(岩国)

5類感染症:
ウイルス性肝炎    1例(下関) EBウイルス
急性脳炎   46週 1例(下関)新型インフルエンザ、 47週 1例(下関)新型インフルエンザ
後天性免疫不全症候群   48週 1例(山口)無症候性キャリア

新型インフルエンザによる県内医療機関への入院 25例(下関2、岩国10、柳井2、周南6、宇部4、長門1)

定点把握疾患

 インフルエンザの報告数は、先週より減少しました。 やや増加したのは柳井で、他の地域では減少しています。 しかし、依然として全地域で多い状態で、特に山口・岩国で多く報告されています。 患者の年齢別の状況は、1歳以上の小児、10歳代、20歳代では減少していますが、 0歳児と30歳代以上では横ばいかやや増加しています。

 RSウイルス感染症の報告数は、先週より増加しました。特に宇部・長門で増えています。

 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数は、先週より増加しました。山口・岩国で多い状態です。

 感染性胃腸炎の報告数は、先週より増加しました。萩でやや多い状態です。 例年、最も多くなる時期ですが、今年はまだそれほどでもありません。

 水痘の報告数は、先週よりやや増加しました。長門で多い状態です。


定点把握疾患(報告数)
疾患名47週48週49週50週
インフルエンザ4566451538672723
RSウイルス感染症31203987
咽頭結膜熱8573
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎137145140179
感染性胃腸炎103105136156
水痘68516874
手足口病810510
伝染性紅斑1341
突発性発しん30193429
百日咳2010
ヘルパンギーナ7557
流行性耳下腺炎1343217
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎1021
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎2351
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名11月
性器クラミジア感染症16
性器ヘルペスウイルス感染症11
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症4
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症63
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症4
薬剤耐性緑膿菌感染症1

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。