平成18年(2006年)4月3日〜4月9
日
○全数把握疾患
- 1,2,3,4類感染症:報告はありませんでした。
- 5類感染症:クロイツフェルト・ヤコブ病 1例(柳井),梅毒 1例(下関),アメーバ赤痢 1例(山口)
○定点把握疾患
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎が、例年より多い報告数でした。
- 流行性耳下腺炎は、多報告が続いています。今週は過去5年間での最高値を更新しました。特に下関地域での多報告が目立っていましたが、岩国、宇部地域も増加しています。
今後、夏季に向かって流行性耳下腺炎の発生は継続していくものと予想されるので、その発生動向には注意が必要です。
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、先週に比べ減少しましたが、依然多い報告数です。
- 本県ではそれほどではありませんが、全国的には、咽頭結膜熱も過去5年間と比較してかなり多い状態にあります。注意が必要です。
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定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 11週 | 12週 | 13週 | 14週 |
インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く) | 66 | 31 | 9 | 16 |
RSウイルス感染症 | 27 | 21 | 12 | 13 |
咽頭結膜熱 | 19 | 12 | 11 | 11 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 163 | 121 | 142 | 114 |
感染性胃腸炎 | 776 | 646 | 527 | 444 |
水痘 | 129 | 120 | 151 | 123 |
手足口病 | 1 | 0 | 2 | 1 |
伝染性紅斑 | 13 | 16 | 13 | 12 |
突発性発しん | 49 | 42 | 47 | 39 |
百日咳 | 0 | 0 | 0 | 0 |
風しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
ヘルパンギーナ | 5 | 4 | 15 | 13 |
麻しん(成人麻しんを除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性耳下腺炎 | 157 | 166 | 162 | 220 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 2 | 1 |
流行性角結膜炎 | 5 | 8 | 10 | 4 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
マイコプラズマ肺炎 | 8 | 3 | 1 | 3 |
成人麻しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 3月 |
性器クラミジア感染症 | 26 |
性器ヘルペスウイルス感染症 | 10 |
尖圭コンジローマ | 5 |
淋菌感染症 | 11 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 16 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 52 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 1 |
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全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症情報センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
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