平成17年(2005年)12月12日〜12月18
日
○全数把握疾患
- 1,4,5類感染症:報告はありませんでした。
- 2類感染症:細菌性赤痢 1例(岩国)
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 1例(山口 O157 VT1,2(+))
○定点把握疾患
- 感染性胃腸炎、水痘、細菌性髄膜炎が例年より多い報告数でした。
- 感染性胃腸炎の報告が第45週より県下全域で増加を続けています。先週から、引き続き警報発令中です。
一週間当たりの報告数としては、過去5年間で最高値を更新しました。山口県は全国的にみても多い報告数でした。
小児科定点からのコメントでは、ロタウイルス感染症とロタ・アデノウイルス(−)感染症(大多数がノロウイルスと思われる)が増加しています。
- インフルエンザ報告が増加しています。今後の動向に注意が必要です。
- 水痘の報告も増加しています。特に豊浦、長門、山口地域で多い報告数でした。
- 細菌性髄膜炎の報告が岩国で1例ありました。
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定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 47週 | 48週 | 49週 | 50週 |
インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く) | 4 | 19 | 71 | 107 |
RSウイルス感染症 | 21 | 36 | 49 | 72 |
咽頭結膜熱 | 10 | 10 | 9 | 11 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 93 | 117 | 112 | 116 |
感染性胃腸炎 | 689 | 1107 | 1541 | 1548 |
水痘 | 84 | 156 | 109 | 179 |
手足口病 | 12 | 7 | 4 | 6 |
伝染性紅斑 | 16 | 11 | 17 | 13 |
突発性発しん | 36 | 43 | 44 | 33 |
百日咳 | 0 | 0 | 0 | 0 |
風しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
ヘルパンギーナ | 12 | 20 | 9 | 4 |
麻しん(成人麻しんを除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性耳下腺炎 | 56 | 71 | 89 | 73 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 1 | 1 | 0 |
流行性角結膜炎 | 3 | 2 | 8 | 12 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 1 |
マイコプラズマ肺炎 | 5 | 6 | 4 | 5 |
成人麻しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 11月 |
性器クラミジア感染症 | 34 |
性器ヘルペスウイルス感染症 | 7 |
尖圭コンジローマ | 8 |
淋菌感染症 | 11 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 20 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 62 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 5 |
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全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症情報センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
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