平成16年(2004年)8月2日〜8月8
日
○全数把握疾患
- 1,2,4類感染症:報告はありませんでした。
- 3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 3例(下関1,岩国1,宇部1)
- 5類感染症:破傷風 1例(山口1)
○定点把握疾患
- 咽頭結膜熱、感染性胃腸炎、突発性発しん、マイコプラズマ肺炎が例年より多い*1報告数でした。
咽頭結膜熱は、全国的にみて、第25週には過去10年間の全ての週と比較して最高値となり、第29週まで最高値を更新
し続けていましたが第30週は減少しています。
- A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も全国的にみると過去10年間の当該週と比較して最多の状態で推移しています。
- ヘルパンギーナの報告数は第22週より増加していましたが、先週は微減し、今週も減少しました。
全国と比較して山口県は多い報告数でした(第27週〜第30週)。
定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 29週 | 30週 | 31週 | 32週 |
インフルエンザ(高病原性鳥インフルエンザを除く) | 5 | 1 | 1 | 0 |
RSウイルス感染症 | 0 | 0 | 0 | 0 |
咽頭結膜熱 | 84 | 51 | 68 | 30 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 68 | 41 | 45 | 44 |
感染性胃腸炎 | 188 | 173 | 142 | 191 |
水痘 | 44 | 38 | 33 | 32 |
手足口病 | 48 | 43 | 57 | 50 |
伝染性紅斑 | 13 | 8 | 4 | 13 |
突発性発しん | 63 | 51 | 53 | 65 |
百日咳 | 1 | 0 | 0 | 0 |
風しん | 0 | 0 | 1 | 0 |
ヘルパンギーナ | 356 | 292 | 195 | 133 |
麻しん(成人麻しんを除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性耳下腺炎 | 137 | 75 | 102 | 90 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性角結膜炎 | 7 | 12 | 15 | 4 |
クラミジア肺炎(オウム病を除く) | 0 | 0 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
マイコプラズマ肺炎 | 5 | 7 | 6 | 4 |
成人麻しん | 0 | 0 | 0 | 0 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 7月 |
性器クラミジア感染症 | 30 |
性器ヘルペスウイルス感染症 | 11 |
尖圭コンジローマ | 5 |
淋菌感染症 | 16 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 13 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 56 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 1 |
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全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症情報センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
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