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■  山口県内におけるノロウイルス胃腸炎集団発生事例および市販生食用カキの汚染状況

[16.考察とまとめ(2)] page16

 市販カキと非二枚貝患者や小児由来株の塩基配列が一致し、同一タイプのノロウイルスの広域な流行もしくはカキ喫食による流行の発生が示唆されました。

 異なるシーズンに検出した株の塩基配列が一致し、同一タイプのノロウイルスがシーズンを越えて存在することが判明しました。

 非二枚貝事件は単一のノロウイルスが検出されることが多く、二枚貝事件患者由来のものは多様でした。患者由来遺伝子タイプの分析で感染源の推定が可能と考えられました。

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 1.はじめに
 2.調査対象
 3.検査方法
 4.ノロウイルス キャプシド領域遺伝子検出用プライマ
 5.1ロット中のカキのノロウイルス定量値分布
 6.市販生食用カキ月別ノロウイルス汚染状況
 7.市販生食用カキ汚染状況と二枚貝事件発生(01/02年)
 8.市販生食用カキ汚染状況と二枚貝事件発生(02/03年)
 9.市販生食用カキ汚染状況と二枚貝事件発生(03/04年)
 10.市販カキのノロウイルス分子系統樹
 11.非二枚貝事件
 12.二枚貝事件(01/02年)
 13.二枚貝事件(02/03、03/04年)
 14.カキ(6)事件検食のノロウイルス定量結果
 15.考察とまとめ(1)
 16.考察とまとめ(2)