山口県の感染症週報

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令和5年(2023年)第48週

令和5年11月27日〜12月3 日

　
全数把握疾患
【2類感染症】
・結核：3例（下関1、岩国1、宇部1）
【5類感染症】
・カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症：2例（周南1、山口1）
・水痘（入院例）：1例（山口）
・梅毒：2例（下関）

定点把握疾患
・インフルエンザ：県全体で注意報レベルが継続しています。宇部で報告数が増加し警報レベルとなりました。柳井、防府、山口、長門で警報レベル、下関、岩国、周南で注意報レベルが継続しています。 [警報レベル：柳井（3週目）、防府（6週目）、山口（11週目）、宇部（1週目）、長門（4週目）][注意報レベル：下関（10週目）、岩国（9週目）、周南（10週目）] ※
・新型コロナウイルス感染症：県全体の報告数が増加しました。臨時休業報告及び集団発生報告の状況はこちら。
・咽頭結膜熱：県全体の定点当たりの報告数が警報の基準の3人を上回ったため、12/6付けで県下全域に「咽頭結膜熱流行発生警報」が発令されました。下関、周南で警報レベルとなり、岩国、防府で警報レベルが継続しています。 [警報レベル：下関（1週目）、岩国（3週目）、周南（1週目）、防府（3週目）] ※
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎：岩国で警報レベルが継続しています。 [警報レベル：岩国（5週目）] ※
・水痘：長門で報告数が増加し注意報レベルとなりました。 [注意報レベル：長門（1週目）] ※
・流行性角結膜炎：柳井で報告数が増加し警報レベルとなりました。 [警報レベル：柳井（1週目）] ※

※警報レベル・注意報レベルの基準値について  詳細はこちら
※管轄保健所ごとの定点医療機関数はこちら

病原体検出等情報（臨床診断名：検出された病原体）
・急性脳炎（2例）：インフルエンザウイルスA/H3亜型（A/香港型）（咽頭ぬぐい液：第44週採取）、コクサッキーウイルスB5（ふん便：第45週採取）
・インフルエンザA型（12例）：インフルエンザウイルスA/H3亜型（A/香港型）8検体（鼻汁：第46、47、48週採取、咽頭ぬぐい液：第47、48週採取）、インフルエンザウイルスA/H1pdm09亜型4検体（咽頭ぬぐい液：第46、47、48週採取）
・咽頭結膜熱（2例）：アデノウイルス3（咽頭ぬぐい液：第44週採取）、アデノウイルス5（咽頭ぬぐい液：第42週採取）
・無菌性髄膜炎：コクサッキーウイルスA6（咽頭ぬぐい液：第40週採取）

定点把握疾患（報告数）
疾患名45週46週47週48週
インフルエンザ1291171817111667
新型コロナウイルス感染症124145174190
RSウイルス感染症1434
咽頭結膜熱659469135
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎197166155191
感染性胃腸炎94191185295
水痘2048
手足口病31332715
伝染性紅斑0101
突発性発しん18141111
ヘルパンギーナ5512
流行性耳下腺炎3110
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎101619
クラミジア肺炎0000
細菌性髄膜炎0100
マイコプラズマ肺炎1200
無菌性髄膜炎0000
感染性胃腸炎（ロタウイルス）0100

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名11月
性器クラミジア感染症32
性器ヘルペスウイルス感染症6
尖圭コンジローマ10
淋菌感染症5
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症24
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症0
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症疫学センターの 感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症（５類感染症）に変更されました。