山口県の感染症週報
令和3年(2021年)第41週
令和3年10月11日〜10月17
日
-
全数把握疾患
-
【2類感染症】
-
・結核:9例(下関5例、周南4例)
-
【4類感染症】
-
・レジオネラ症:1例(周南)
-
【5類感染症】
-
・ウイルス性肝炎:1例(山口:B型肝炎)
-
・水痘(入院例):第39週追加 1例(山口)
-
・梅毒:1例(下関)
-
・百日咳):第40週追加 1例(下関)
-
【新型インフルエンザ等感染症】
-
・新型コロナウイルス感染症:45例(下関12例、周南1例、防府3例、山口19例、宇部9例、萩1例)
-
山口県の感染状況は、10月15日から「ステージ1(感染者の散発的発生)」に移行しました。感染の再拡大を防ぐため、引き続き、基本的な感染防止対策の徹底をよろしくお願いします。
-
※()内は届出を受けた保健所
-
-
定点把握疾患
-
・RSウイルス感染症:周南で発生が多い状況です。
-
・手足口病:多くの地域で増加しており、県全体で警報レベルが続いています。
-
-
[警報レベル:下関(1週目)周南(2週目)、防府(5週目)、山口(2週目)、宇部(3週目)]
※
-
・ヘルパンギーナ:宇部で増加し、警報レベルとなりました。
-
-
[警報レベル:宇部(1週目)]
※
-
-
-
-
トピックス
-
・手足口病の流行と同時に、ヘルパンギーナの流行も一部みられ注意が必要です。
県内の医療機関から、ヘルパンギーナと手足口病両方の所見がある症例とヘルパンギーナの所見のみの症例が見られると報告を受けています。
・新型コロナウイルス感染症が第42週(10月19日現在)に3例(防府2例、山口1例)確認されました。
【累計5,694例】
-
-
-
病原体検出情報
-
・新型コロナウイルス感染症:新型コロナウイルス(検体採取週 第41、42週)が検出されました。
-
・腸管出血性大腸菌感染症:腸管出血性大腸菌O103:H2 VT1産生(検体採取週 第40週)が検出されました。
-
|
定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 38週 | 39週 | 40週 | 41週 |
インフルエンザ | 0 | 0 | 0 | 0 |
RSウイルス感染症 | 68 | 35 | 38 | 30 |
咽頭結膜熱 | 1 | 4 | 4 | 3 |
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 | 6 | 10 | 4 | 9 |
感染性胃腸炎 | 86 | 84 | 96 | 113 |
水痘 | 5 | 4 | 4 | 6 |
手足口病 | 92 | 168 | 244 | 330 |
伝染性紅斑 | 3 | 0 | 0 | 0 |
突発性発しん | 14 | 28 | 25 | 22 |
ヘルパンギーナ | 25 | 67 | 91 | 105 |
流行性耳下腺炎 | 1 | 6 | 3 | 0 |
急性出血性結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
流行性角結膜炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
クラミジア肺炎 | 0 | 0 | 0 | 0 |
細菌性髄膜炎 | 1 | 0 | 0 | 0 |
マイコプラズマ肺炎 | 0 | 0 | 1 | 0 |
無菌性髄膜炎 | 0 | 0 | 1 | 0 |
感染性胃腸炎(ロタウイルス) | 0 | 0 | 0 | 0 |
月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名 | 9月 |
性器クラミジア感染症 | 36 |
性器ヘルペスウイルス感染症 | 13 |
尖圭コンジローマ | 11 |
淋菌感染症 | 14 |
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 | 31 |
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 | 2 |
薬剤耐性緑膿菌感染症 | 0 |
地域(保健所)別のページ(定点あたり報告数)・
地域(保健所)別のページ(報告数)・
年齢別のページ・
法以外の届出のページ・
推移グラフのページ・
全数把握疾患のページ
前週(第40週)←
→
次週(第42週)
病原体情報
2021年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス)についてはこちら
診断名別病原体情報(ウイルス)についてはこちら
病原体情報(細菌)についてはこちら
全国的な感染症の情報は、
国立感染症研究所感染症疫学センターの
感染症発生動向調査週報
を御覧下さい。
※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。