山口県の感染症週報

2020年第5週

2020年1月27日～2月2 日

全数把握疾患

【2類感染症】

・結核：3例（周南1例、宇部2例）

【5類感染症】

・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症：1例（下関）

・急性脳炎：第3週追加　1例（宇部）

・劇症型溶血性レンサ球菌感染症：第4週追加　1例（下関）

・侵襲性肺炎球菌感染症：1例（防府）

・梅毒：1例（山口）

・百日咳：1例（山口）　咳が長引く場合は早めに医療機関を受診してください。予防接種の対象者で、まだ接種をしていないお子様は早めに接種を行ってください。

定点把握疾患

・インフルエンザ：県全体で警報レベルが続いています。
医療機関からの報告では、迅速検査診断結果でA型陽性が538例、B型陽性が18例、臨床診断・型不明が30例ありました。

[注意報レベル：下関（4週目）、防府（4週目）、萩（1週目）] ^※

[警報レベル：岩国（8週目）、周南（8週目）] ^※

・RSウイルス感染症：周南、防府、宇部で発生が多い状況です。

・伝染性紅斑：下関で警報レベルが続いています。

[警報レベル：下関（4週目）] ^※

^※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

病原体検出情報

・重症熱性血小板減少症候群ウイルス（SFTS）：SFTSウイルス（検体採取週第5週）が検出されました。
・インフルエンザ：インフルエンザウイルスA/H1pdm09亜型（検体採取週第4、5週）が検出されました。
・感染性胃腸炎：ノロウイルスGⅡ.4（検体採取週第51、52週）A群ロタウイルスG8（検体採取週第3週）が検出されました。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	2週	3週	4週	5週
インフルエンザ	996	858	906	729
RSウイルス感染症	21	17	43	38
咽頭結膜熱	24	16	12	12
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	86	83	68	96
感染性胃腸炎	315	311	385	274
水痘	15	9	5	9
手足口病	7	16	9	8
伝染性紅斑	43	26	30	29
突発性発しん	17	19	24	21
ヘルパンギーナ	1	0	1	3
流行性耳下腺炎	1	0	3	2
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	4	4	4	1
クラミジア肺炎	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	4	1	1	2
無菌性髄膜炎	0	1	0	1
感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	1月
性器クラミジア感染症	29
性器ヘルペスウイルス感染症	4
尖圭コンジローマ	4
淋菌感染症	15
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	23
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	4
薬剤耐性緑膿菌感染症	0

地域（保健所）別のページ(定点あたり報告数）・地域（保健所）別のページ(報告数）・
年齢別のページ・法以外の届出のページ・推移グラフのページ全数把握疾患のページ

前週（第4週）← →次週（第6週）

病原体情報

2020年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス）についてはこちら
 診断名別病原体情報（ウイルス）についてはこちら
 病原体情報（細菌）についてはこちら

全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症（５類感染症）に変更されました。