山口県の感染症週報

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2019年第26週

2019年6月24日〜6月30 日

 
全数把握疾患
【2類感染症】
結核:第24週追加 1例(下関)

【4類感染症】
重症熱性血小板減少症候群(SFTS):2例(柳井、周南)

【5類感染症】
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症:1例(山口)
百日咳:第25週追加 3例(岩国)、第26週 3例(岩国、2例、山口1例) 咳が長引く場合は早めに医療機関を受診してください。予防接種の対象者で、まだ接種をしていないお子様は早めに接種を行ってください。

定点把握疾患
手足口病:多くの地域で増加しており、県全体で警報レベルが続いています。
[警報レベル:下関(3週目)、柳井(2週目)、周南(3週目)、防府(1週目)、山口(4週目)、宇部(4週目)、萩(1週目)]
ヘルパンギーナ:宇部で警報レベルが続いています。夏季に流行するとされる疾患ですので、今後の動向に注意が必要です。
[警報レベル:宇部(3週目)]

警報レベル・注意報レベルの基準値について  詳細はこちら

感染症発生動向調査における病原体検出情報
重症熱性血小板減少症候群(SFTS):重症熱性血小板減少症候群ウイルス(検体採取週 第25週)が検出されました。
ウイルス性筋炎:ヒトパレコウイルス3型(検体採取週 第24週)が検出されました。
咽頭結膜熱:アデノウイルス3型(検体採取週 第23週)が検出されました。
感染性胃腸炎:アデノウイルス41型(検体採取週 第23週)、サポウイルスG2(検体採取週 第23週)、が検出されました。
手足口病:コクサッキーウイルス A6型(検体採取週 第22、23、24週)が検出されました。
ヘルパンギーナ:コクサッキーウイルス A6型(検体採取週 第23、24週)が検出されました。

ヒトパレコウイルスによる感染症の流行があります。新生児発熱(1)、小学生の流行性筋痛症(2)からヒトパレコウイルス3型の検出が多く確認されています。
(1) IASR Vol. 32 p. 294-295: 2011年10月号  生後3カ月以内の乳児における不明熱等患者からのパレコウイルス3型の検出―山口県
(2) IASR Vol. 38 p.127-128: 2017年6月号  小学生および成人の筋痛症事例からのヒトパレコウイルス3型の検出―神奈川県

定点把握疾患(報告数)
疾患名23週24週25週26週
インフルエンザ6100
RSウイルス感染症10302510
咽頭結膜熱19171213
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎89647565
感染性胃腸炎247222212191
水痘91365
手足口病153209411519
伝染性紅斑18232433
突発性発しん24282929
ヘルパンギーナ5299139149
流行性耳下腺炎6765
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎1232
クラミジア肺炎0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎9355
無菌性髄膜炎1000
感染性胃腸炎(ロタウイルス)0310

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名5月
性器クラミジア感染症31
性器ヘルペスウイルス感染症18
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症25
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症3
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。 ※百日咳は2018.1.1から全数把握感染症(5類感染症)に変更されました。