山口県の感染症週報

平成27年第3週

平成27年(2015年)1月12日～1月18 日

全数把握疾患

【2類感染症】

・結核：第2週追加 1例（宇部）。第3週　2例（下関1、防府1）。

【5類感染症】

・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌感染症： 1例（萩）。

定点把握疾患

・インフルエンザ：全ての地域で警報レベルとなり、非常に多い状態です。集団発生（学校等での学級閉鎖等）も多発しています。迅速検査結果は、A型3285例、B型11例、A・B共に陽性3例で、478例は臨床診断・型別不明でした。病原体検査の結果はほとんどがA/H3(香港型)ですが、B型（山形系統）も検出されています。
[警報レベル：山口（2週目）、岩国（2週目）、萩（1週目）、下関（2週目）、周南（2週目）、長門（1週目）、防府（2週目）、宇部（1週目）、柳井（1週目）] ^※

・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎：山口で警報レベルが続いています。
[警報レベル：山口（2週目）]^※

・感染性胃腸炎：周南で警報レベルが続いています。
[警報レベル：周南（7週目）]^※

~~今回の定点医療機関数は、基幹定点が通常より1件少なくなっています。（基幹定点数 8/9）。後日追加報告があれば、数値を訂正します。~~

^※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患（報告数）
疾患名	52週	1週	2週	3週
インフルエンザ	451	825	2405	3777
RSウイルス感染症	101	68	71	45
咽頭結膜熱	15	7	6	4
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	131	40	128	151
感染性胃腸炎	801	338	477	361
水痘	82	64	95	39
手足口病	42	8	22	9
伝染性紅斑	0	0	0	2
突発性発しん	32	13	38	29
百日咳	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	1	2	0	2
流行性耳下腺炎	2	3	3	3
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	1	0	2	1
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	1	1	2	1
無菌性髄膜炎	0	0	0	0
感染性胃腸炎（ロタウイルス）	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	12月
性器クラミジア感染症	26
性器ヘルペスウイルス感染症	16
尖圭コンジローマ	4
淋菌感染症	13
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	50
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	8
薬剤耐性緑膿菌感染症	0

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病原体情報

平成27年1月から12月の病原体情報一覧(ウイルス）についてはこちら
 診断名別病原体情報（ウイルス）についてはこちら
 病原体情報（細菌）についてはこちら

全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。