山口県の感染症週報

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平成25年第27週

平成25年(2013年)7月1日〜7月7 日

【2類感染症】

結核:26週追加 3例(下関2、宇部1)。 27週 3例(岩国1、防府1、宇部1)。

【5類感染症】

風しん:2例(下関 20歳代女性、山口 40歳代男性)。 平成25年の山口県内累計は18例です。 全国的には、5月をピークに減少傾向ではありますが、依然として多数の患者報告が続いています。 (第26週までの累計は11,991例)。

定点把握疾患

手足口病: 報告数はさらに増加し、すべての地域で警報レベルとなりました。 病原体検査では、手足口病の検体からは 主としてコクサッキーウイルスA6型(CA6)が検出されています。 CA6は、2009年頃より手足口病からの検出が増加しており、 2011年に手足口病が全国的に大流行した時の主要原因ウイルスでした。 CA6による手足口病の症状は、水疱が大きく、手足以外にも広範囲(大腿部や臀部など)に出現するなど、 従来の典型的な手足口病とはやや異なるといわれています。
[警報レベル:萩(3週目)、山口(3週目)、防府(4週目)、下関(2週目)、 周南(2週目)、宇部(4週目)、岩国(3週目)、長門(2週目)、柳井(1週目)]

ヘルパンギーナ:長門で警報レベルが続いており、 宇部、下関でもやや多くみられます。夏期に流行する疾患であり、今後の動向に注意が必要です。
[警報レベル:長門(8週目)]

警報レベル・注意報レベルの基準値について 詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名24週25週26週27週
インフルエンザ17300
RSウイルス感染症4297
咽頭結膜熱24261326
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎9311911299
感染性胃腸炎258191173193
水痘100643343
手足口病119268452609
伝染性紅斑0120
突発性発しん46474735
百日咳0010
ヘルパンギーナ7884164187
流行性耳下腺炎73107
急性出血性結膜炎1000
流行性角結膜炎2120
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎1111
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名6月
性器クラミジア感染症31
性器ヘルペスウイルス感染症13
尖圭コンジローマ5
淋菌感染症8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症45
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症10
薬剤耐性緑膿菌感染症0
薬剤耐性アシネトバクター感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。