山口県の感染症週報

平成22年第41週


平成22年(2010年)10月11日〜10月17 日

◇【2類感染症】
結核: 第39週追加−1例(宇部)。 第41週−4例(周南、防府、山口、長門)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第40週追加−2例(下関 O157 VT2、下関 O157 VT2)。 第41週−1例(下関 O157 VT2)。 ※第40週の2例の内1例と、第41週は家族。

◇【5類感染症】
バンコマイシン耐性腸球菌感染症: 第41週−1例(宇部 遺伝子型:VanC)。

定点把握疾患

インフルエンザ: 周南から7例報告があり、迅速検査ではすべてA型です。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎: 増加傾向がみられます。地域別には萩と山口が多い状況です。 【* 警報レベル=萩、山口。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

水痘: 萩地域で急増しています。 【* 警報レベル=萩。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

流行性耳下腺炎: 第31週をピークに長期的には減少傾向がみられていましたが、 今週は先週に比べて30例以上増加しました。 また、平成18年以降の同時期と比較すると、第27週以降15週にわたり最多の水準です。 地域別には防府、山口、岩国からの報告が目立ちます。 【* 警報レベル=防府、山口。*注意報レベル=岩国。】  ◇県内流行レベルマップはこちら

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名38週39週40週41週
インフルエンザ1047
RSウイルス感染症19221612
咽頭結膜熱6123
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎40728088
感染性胃腸炎148210207183
水痘9201738
手足口病1613713
伝染性紅斑5523
突発性発しん37343430
百日咳1110
ヘルパンギーナ2215106
流行性耳下腺炎10710780111
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎1143
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0000
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎3334
無菌性髄膜炎0000

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名9月
性器クラミジア感染症31
性器ヘルペスウイルス感染症4
尖圭コンジローマ7
淋菌感染症12
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症78
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症14
薬剤耐性緑膿菌感染症0

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。