山口県の感染症週報

平成22年第33週


平成22年(2010年)8月16日〜8月22 日

◇【1類感染症】
・報告はありませんでした。

◇【2類感染症】
結核: 第32週追加−1例(周南)。 第33週−2例(岩国、柳井)。

◇【3類感染症】
腸管出血性大腸菌感染症: 第33週−1例(宇部 O157 VT2)。

◇【4類感染症】
レジオネラ症: 第33週−1例(防府)。

◇【5類感染症】
後天性免疫不全症候群: 第33週−1例(宇部)。

定点把握疾患

手足口病:27週をピークに激減し、 今週県全域で警報レベルの終息基準値未満となりました。

百日咳: 下関(1例)と周南(2例)から合わせて3例報告がありました。全国的には過去5年間の同時期と比較して やや多い動向です。

ヘルパンギーナ: 27週をピークに減少傾向がみられていましたが、 今週は先週に比べてやや増加しています。 特に萩地域は先週の5倍以上と急増していますので注意が必要です。 【* 警報レベル=萩。】 

 

流行性耳下腺炎: 平成18年以降の同時期と比較すると最多の水準で推移しています。 地域差がみられ、地域別には山口、防府で流行が続いています。 【* 警報レベル=山口、防府。*注意報レベル=宇部。】 

 
※警報レベル・注意報レベルの基準値について詳細はこちら

定点把握疾患(報告数)
疾患名30週31週32週33週
インフルエンザ1020
RSウイルス感染症0110
咽頭結膜熱81169
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎71566243
感染性胃腸炎181186164134
水痘79424534
手足口病165945024
伝染性紅斑3033
突発性発しん36473246
百日咳2113
ヘルパンギーナ1581146986
流行性耳下腺炎163180108151
急性出血性結膜炎0000
流行性角結膜炎2231
クラミジア肺炎(オウム病を除く)0001
細菌性髄膜炎0000
マイコプラズマ肺炎4252
無菌性髄膜炎1010

月単位報告定点把握疾患(報告数)
疾患名7月
性器クラミジア感染症29
性器ヘルペスウイルス感染症12
尖圭コンジローマ8
淋菌感染症9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症76
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症14
薬剤耐性緑膿菌感染症1

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病原体情報

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全国的な感染症の情報は、 国立感染症研究所感染症情報センター感染症発生動向調査週報 を御覧下さい。