感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第51週

平成19年(2007年)12月17日～12月23 日

　全数把握疾患

1,3,4,5類感染症：報告はありませんでした。
2類感染症：結核　4例（下関2（1例は49週)、防府2（1例は50週)）

　定点把握疾患

インフルエンザ、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病が例年より多い報告数でした。
インフルエンザの報告が第46週から増加しています。大多数が迅速診断検査キットではA型陽性例でした。今後の注意が必要です。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告は減少しましたが、依然、警報発令中であり注意が必要です。
感染性胃腸炎の報告が第40週から増加しています。警報発令中であり注意が必要です。定点コメントでは、ロタウイルス（－）胃腸炎（大多数がノロウイルスと考えられる）が多い報告数でした。
手足口病の報告が増加しています。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	48週	49週	50週	51週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	152	229	372	597
RSウイルス感染症	59	82	112	111
咽頭結膜熱	17	19	30	21
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	171	232	253	193
感染性胃腸炎	899	975	1063	1240
水痘	126	102	171	108
手足口病	33	43	30	44
伝染性紅斑	2	2	1	2
突発性発しん	51	34	36	34
百日咳	0	2	1	0
風しん	1	0	0	0
ヘルパンギーナ	4	5	2	3
麻しん（成人麻しんを除く）	0	0	0	0
流行性耳下腺炎	6	14	6	11
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	5	2	9	3
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	1	0
マイコプラズマ肺炎	1	2	0	2
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	11月
性器クラミジア感染症	30
性器ヘルペスウイルス感染症	14
尖圭コンジローマ	5
淋菌感染症	9
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	63
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	8
薬剤耐性緑膿菌感染症	5

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。