感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第5週

平成19年(2007年)1月29日～2月4 日

　全数把握疾患

1,2,3,4類感染症：報告はありませんでした。　
5類感染症：後天性免疫不全症候群　1例（下関）

　定点把握疾患

RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑、ヘルパンギーナが例年より多い報告数でした。
インフルエンザの報告が先週に比べ2倍以上増加しました。
迅速診断キットでは、A型陽性例・B型陽性例両方ともでているようです。
特に岩国地域で多く、萩地域はまだ報告がありません。今後の動向に注意が必要です。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が増加し、一週間当たりの報告数としては過去5年間で最高値を更新しました。先週から警報が発令され注意が必要です。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	2週	3週	4週	5週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	19	38	89	213
RSウイルス感染症	93	115	158	155
咽頭結膜熱	18	7	12	20
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	124	182	202	211
感染性胃腸炎	468	472	505	474
水痘	113	112	111	89
手足口病	0	5	0	2
伝染性紅斑	31	40	36	29
突発性発しん	29	36	34	40
百日咳	0	0	0	0
風しん	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	2	3	6	8
麻しん（成人麻しんを除く）	0	0	0	0
流行性耳下腺炎	22	16	24	27
急性出血性結膜炎	1	0	0	0
流行性角結膜炎	3	5	2	1
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	6	1	3	1
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	１月
性器クラミジア感染症	31
性器ヘルペスウイルス感染症	8
尖圭コンジローマ	7
淋菌感染症	10
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	51
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	8
薬剤耐性緑膿菌感染症	3

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。