感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第14週

平成19年(2007年)4月2日～4月8 日

　全数把握疾患

1,2,3,4類感染症：報告はありませんでした。
5類感染症：アメーバ赤痢　1例（下関）、急性脳炎　1例（宇部　インフルエンザ）、後天性免疫不全症候群　1例（宇部　無症候群キャリア）

　定点把握疾患

インフルエンザ、RSウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑が例年より多い報告数でした。
引き続きインフルエンザの報告が減少しました。ピークを越えたとみられますが、依然警報が発令しており注意が必要です。迅速診断キットでは、A型陽性例・B型陽性例両方ともでているようです。
引き続き感染性胃腸炎は、ロタウイルス（＋）胃腸炎の報告が下関、周南、宇部地域で目立ちます。
伝染性紅斑は、特に長門、宇部地域で多い報告数でした。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	11週	12週	13週	14週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	3341	3656	2599	1045
RSウイルス感染症	25	7	7	15
咽頭結膜熱	10	23	17	16
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	156	139	106	113
感染性胃腸炎	559	493	460	386
水痘	138	132	162	98
手足口病	10	6	10	3
伝染性紅斑	16	34	35	32
突発性発しん	35	28	41	40
百日咳	0	0	0	0
風しん	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	41	16	11	1
麻しん（成人麻しんを除く）	0	0	0	0
流行性耳下腺炎	7	12	9	6
急性出血性結膜炎	0	0	0	0
流行性角結膜炎	2	7	4	3
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	1	0
マイコプラズマ肺炎	2	3	4	1
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	３月
性器クラミジア感染症	21
性器ヘルペスウイルス感染症	14
尖圭コンジローマ	4
淋菌感染症	8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	46
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	10
薬剤耐性緑膿菌感染症	3

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。