感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第13週

平成19年(2007年)3月16日～4月1 日

　全数把握疾患

1,2,4類感染症：報告はありませんでした。
3類感染症：細菌性赤痢　2例（周南　sonnei(D群)）
5類感染症：急性脳炎　1例（宇部　インフルエンザB）

　定点把握疾患

インフルエンザ、水痘、伝染性紅斑、細菌性髄膜炎が例年より多い報告数でした。
インフルエンザの報告が先週に比べ減少しましたが、依然警報が発令しており注意が必要です。迅速診断キットでは、A型陽性例・B型陽性例両方ともでているようです。今後の動向に注意が必要です。
感染性胃腸炎は、ロタウイルス（＋）胃腸炎の報告が下関、周南、宇部地域で目立ちます。
細菌性髄膜炎の報告が周南で1例ありました（8歳：S.pneumoniae）。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	10週	11週	12週	13週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	2005	3341	3656	2599
RSウイルス感染症	30	25	7	7
咽頭結膜熱	19	10	23	17
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	169	156	139	106
感染性胃腸炎	554	559	493	460
水痘	110	138	132	162
手足口病	6	10	6	10
伝染性紅斑	19	16	34	35
突発性発しん	34	35	28	41
百日咳	0	0	0	0
風しん	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	42	41	16	11
麻しん（成人麻しんを除く）	0	0	0	0
流行性耳下腺炎	24	7	12	9
急性出血性結膜炎	1	0	0	0
流行性角結膜炎	4	2	7	4
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	1
マイコプラズマ肺炎	1	2	3	4
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	３月
性器クラミジア感染症	21
性器ヘルペスウイルス感染症	14
尖圭コンジローマ	4
淋菌感染症	8
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	46
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	10
薬剤耐性緑膿菌感染症	3

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。