感染症発生動向

山口県の感染症週報

平成19年第12週

平成19年(2007年)3月19日～3月25 日

　全数把握疾患

1,2,3,4,5類感染症：報告はありませんでした。

　定点把握疾患

インフルエンザ、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、伝染性紅斑、ヘルパンギーナが例年より多い報告数でした。
引き続きインフルエンザの報告が増加し、先週から警報が発令しています。迅速診断キットでは、A型陽性例・B型陽性例両方ともでているようです。今後の動向に注意が必要です。
感染性胃腸炎は、ロタウイルス（＋）胃腸炎の報告が下関、宇部地域で目立ちます。
伝染性紅斑の報告が増加しました。

定点把握疾患（報告数）
疾患名	9週	10週	11週	12週
インフルエンザ（高病原性鳥インフルエンザを除く）	1373	2005	3341	3656
RSウイルス感染症	29	30	25	7
咽頭結膜熱	16	19	10	23
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎	145	169	156	139
感染性胃腸炎	479	554	559	493
水痘	126	110	138	132
手足口病	4	6	10	6
伝染性紅斑	24	19	16	34
突発性発しん	33	34	35	28
百日咳	0	0	0	0
風しん	0	0	0	0
ヘルパンギーナ	19	42	41	16
麻しん（成人麻しんを除く）	0	0	0	0
流行性耳下腺炎	20	24	7	12
急性出血性結膜炎	0	1	0	0
流行性角結膜炎	5	4	2	7
クラミジア肺炎(オウム病を除く)	0	0	0	0
細菌性髄膜炎	0	0	0	0
マイコプラズマ肺炎	1	1	2	3
成人麻しん	0	0	0	0
無菌性髄膜炎	0	0	0	0

月単位報告定点把握疾患（報告数）
疾患名	２月
性器クラミジア感染症	22
性器ヘルペスウイルス感染症	10
尖圭コンジローマ	2
淋菌感染症	6
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症	50
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症	10
薬剤耐性緑膿菌感染症	2

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全国的な感染症の情報は、国立感染症研究所感染症情報センターの感染症発生動向調査週報を御覧下さい。